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モラハラ夫との出会い

初めての海外短期留学


私がモラハラ夫と出会ったのは、海外留学の時。
つまり、それは私にとって「非日常」のタイミングでした。

初めての海外で、私はドキドキわくわく。
朝寮を出て近場を一人で散歩して、新鮮な空気を吸いながら、
「ここは日本じゃないんだ~!」っと一人にやにや…笑

そんな興奮状態のときに彼と出会いました。

積極的すぎる彼からのアタック

「名前はなんていうの?」
「連絡先を教えて」
「これが僕の連絡先。いつでも連絡して」
「明日僕とご飯食べに行かない?」
「宿題、僕が手伝ってあげるよ」

こんな風に、かなり積極的に話しかけてきた彼。
今思えば、発達障害関連のワードでよく出てくる「積極奇異型」ともいえる態度だったかもしれません。

私はその時は、単純に「積極的な人だなぁ。外国人だからかなぁ?」
と「文化の差」として認識。
特に違和感なく仲良くなりました。

私の隣はいつも彼


授業を受けに教室まで行くと、
本当は毎日席が自由に選べるので、
隣の人が日によって違うはずなんだけど、
私の隣はなぜかいつも彼…。

「この人なんでいつも私の隣の席に来るんだろう?…ちょっとウザいな」
とは思ったけど、あまり気にしないようにしました。

あまりに積極的に毎日アタックしてくるので、
だんだんと授業がないときに電話したり、
一緒に散歩に出かけたりするようになりました。

彼と会話をするのが、段々楽しいと感じるようになって、
彼がいつも私のそばにいることが、当たり前の状態に…。

今思い返すと、ちょっと変だなと感じるべきポイントはありました。
それは、以下のようなこと。

  • 私の話ばかり聞いて、自分の家族のことなどは一切聞いても答えない

  • 一緒にいるタイミングが恋人でもないのに異常に多いし長い

  • 相手の反応を見て様子を見ながらアプローチするのではなく、一方的に関わってくる

でもその時は、そのことがあまり気になりませんでした。
多分、恋愛経験ゼロで、何も知らない状態だったから。

変な話、初めての恋愛経験って、「こういうものか」という風に、
受け入れてしまうことって、ないですか?

私はまさにそんな感じで、一般の人なら「変でしょ!」と思うポイントも、
「柔軟に」適応してしまっていました。

恋だと錯覚


そして短期留学が終わる頃…。
今まで毎日話してずっと一緒にいたのに、
突然彼との会話も散歩もなくなって、
「隣にいるのが当たり前」の人がいないことに気付きました。

突然、ものすごく「寂しい」と感じて、
「まさか、これが恋というやつか?!そうなのか?!」
と自問自答…苦笑

最初全然興味がなかった彼に対して、
私は彼がいないと寂しいと感じるようになって、
その感情を恋だと錯覚してしまいました。

「押してダメなら引け」的な恋愛テクが、
この時自然発生して、それにまんまと引っかかってしまったんでしょうね。

留学が終わって日本に帰ったあと、
私はメールのやり取りを彼と続けて、
お付き合いすることになりました。


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