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僕はお日様が好きなんです。あ、夕方ですか?では、おやすみ。【オオキバナカタバミ】

こんにちは、うりぼうです。
最近は暖かくなったかと思えば、また急に寒くなったりと寒暖差が激しい日が多いですね。みなさま体調崩されていませんか?

さて、いきなりですが。私の中の冬に咲く野草のイメージは「キク科が多いな」です。例えば「オニタビラコ」や「オニノゲシ」「ノボロギク」のような。そういった花は、大体タンポポの様な形の花を咲かせています。菊祭りなども11月ごろに開催されることが多いので、キク科は本来寒さに強い種なのかもしれません。(推測ですが^^;)

また、これも勝手なイメージなのですが、黄色の花が多いような気がします。咲いているキク科の野草に黄色多いためそう感じることが多いのかもしれませんが、この時期の虫は黄色好きなのが多いのかな?などと考えたりもします。

前置きが長くなりましたが、今回はそんな黄色の花ですがキク科ではないものを紹介します。

カタバミの仲間

今回紹介するのは「オオキバナカタバミ」です。

名前の通り、「大きな黄色い花を咲かせるカタバミ」です。そもそも「カタバミ」って何?という方もいらっしゃるかもしれませんので、まずはその「カタバミ」を見てみましょう。

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「ああ、これか」と思った方も多いかもしれませんね。よくお庭や駐車場で見かける野草です。

本来「カタバミ」は夏に花を咲かせますが、この写真は10月に撮ったので、種も一緒に写っています。この種の部分に触るとはじけて種を飛ばします。子供の頃は、ひたすら触って飛ばしたものです。

この「カタバミ」ですが花は1㎝にも満たない大きさです。葉も花と同じくらいの小さなものです。

それに比べて「オオキバナカタバミ」はとても大きいです。

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うまく比較できる写真ではなく申し訳ないのですが、葉っぱだけで直径2cm程度はあるかと思います。花は1cmほどだそうですが、私が見るときはいつも閉じていて、実際のところはわかりません...。(悲しい...)

カタバミと同じ5枚の花弁で、少しふわふわとしたドレスの裾のような柔らかな印象です。

特徴としては、葉に紫褐色の斑点が見られること。上の写真にもポツポツと点があることがわかりますね。

お日様大好き!

「オオキバナカタバミ」は一度開花すると、太陽の出る時間帯だけ花を開き、陰ったり日が落ちると花を閉じます。

ヘッダ画像はすっかり閉じてしまっていますが、閉じかけの花の写真も撮れましたので紹介しますね!(周りを「アメリカフウロ」の葉に囲まれているので一瞬違う種類の野草に見えますが、ちゃんと「オオキバナカタバミ」の葉もありますので見つけてみてくださいね。)

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閉じていく途中の花、特に左の花はバラの中心部を抜き出したようにも見えます。渦を巻くようにちゃんと閉じられるのも不思議ですよね。折り畳み傘みたいなイメージでしょうか?!

そして、なんと葉も閉じます!

先ほど紹介した葉の写真は閉じているものです。本来はもっと開いた、それこそ「カタバミ」のようにピンとした葉のようです。木の根元に生えていたので、少し早めに閉じてしまうのかもしれませんね。

花の部分だけでなく、葉の部分も閉じてしまうなんて、全身で日光を感じているんでしょうね。お日様と共に開き、お日様と共に閉じる。すごく健康的な生活です^^

※ なお、この野草だけが夜になると花を閉じるわけではありません。植物には日が出ているときに花を開くものは多いです。けれども葉っぱさえも閉じてしまうのが面白いな、と思ったので今回取り上げました。誤解を招く書き方でしたらゴメンナサイです。

まとめ

明治期に観賞用として南アフリカからやってきたものが、逃げ出したり野生化したりして、増えていったようです。

別名に「キイロハナカタバミ」という名前を持っています。花がメインという感じで、納得の名前ですね。

「オオキバナカタバミ」の本来の花期は3月頃からだそうですが、1月頃から咲き始めることもあるそうです。

これからが花期です。
ポツポツがついたハート型の葉を見つけたら、注意して観察してみてくださいね!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

2021年02月06日 追記

「オオキバナカタバミ」の花がようやく撮影できました。直径は2cm程度。閉じているときから想像できない力強さでした。

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葉っぱもピンとして、全身で太陽を感じていましたよ。

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「お日様大好き!」の項目にも付け足しましたが、私の書き方だと、この野草だけが夜になると花を閉じるようなニュアンスだな、と記事を書いた後ちょっと後悔していました。ですので、ここで少し追記させてください。

植物には日が出ているときに花を開き、日が落ちると閉じるものは多いです。例えば「タンポポ」「アサガオ」の様なものを思い浮かべていただければ良いかと思います。

けれども葉っぱさえも閉じてしまうことをこの野草を調べていて初めて知ったので、面白いな、と思い今回取り上げました。

誤解を招く書き方でしたらゴメンナサイです。


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