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USCPA受験記 ②BEC

こんにちは。うりぼんです。2/13に受験したBECが無事82点でpassしておりましたので、約半年ぶりにnoteを執筆しようと思います。
※なぜ半年も空いたのかは聞かないでね(AUD2回failとlevel3failが原因)。

残念ながら今回はいつものようにこれからこの試験に挑まれる方に役立つようなnoteになるかはわかりません、、。何故ならばメンタルブレイクとNTS失効期限切迫により準備不足で特攻したからですね。
それでもいいよというそこのあなたに届いてほしい。そんなnoteです。

1. BECの勉強期間、総勉強時間

私がBECの勉強に着手したのはCFA level3試験から解放されて全能感に満ち満ちていた去年の12月です。ただ、この時点で10月に受けてfail(1回目)となっていたAUDの再チャレンジもあったので、AUDとBECを1:1の割合でやってました。
※スケジュール感については以下の表をご参照。
※ここから長いので結論だけ知りたい人はスクロール推奨。

スケジュール表
スケジュール表

1ヶ月ちょっとしか勉強していませんね(てへぺろ)。12月は真面目にやってたと思います。12月だけで勉強時間では60時間ぐらい取れてたんじゃないかなと。12月中にテキストを終えて、MC問題も終わらせていました。今回もFAR、AUD同様講義は観ておりません。FAR、BECに関しては別に観る必要もないと思いますが、これはベース知識にもよりけりなので観なくても合格はできるぐらいに思っていてください。
1月は序盤に休みもあったのでMC問題の復習とTBS問題を集中して取り組んでいました。ただ、1/10にAUDのスコリリがあり、2回目のfailを食らってから完全にやる気が消滅してしまいまして、、。本来であれば1月末に受けるつもりだったのですが、勉強が全く手につかず1ヶ月リスケしました。
そこからlevel3の発表が2月初旬にあるのでそれが良ければ今度こそ勉強しようと心に決めて迎えた結果発表もfailで、、。完全にメンタルが終了したので結局1月のAUDスコリリまでの勉強で本番を受けたわけです。

結論:   勉強期間 1ヶ月ちょっと
   総勉強時間 100時間程度

2. BECの勉強方法


 ① MC対策

BECのテキストに着手し始めてすぐ思ったのはこの分野は深い理解ではなく、色んな論点をぽんぽん解いていく力が必要だなということでした。というのも管理会計、原価計算、ファイナンス理論、内部統制、COSO、ITとテキストの冊数の割に網羅している範囲が膨大だからです。
ただ、どの分野も浅くしか問われないので広く浅く網羅していくタイプの試験です。忘却曲線との戦いなので、完璧を目指さず8割の完成度で挑むといいと思います。
なので、私はインプットは3週間程で完了させました。※前提として簿記2級、CFA level2合格者なのでテキストの4割は既知というのもお忘れなく。

BECは各分野の関連性が乏しいので1chapterごとにMC問題を解いて、演習で定着させるのがおすすめです。結局一周目はインプットと合わせて、二周目はインプットが全て終わってからやりました。

② TBS対策

BECのTBSはFARやAUDと違ってほぼMC問題みたいなものですね。というのもTBSで問われている箇所それぞれが単発でMC問題となるので。何というかFAR、AUDよりもTBSがシンプルなのでBECはMC問題を最重要視すべきだと感じました。結局TBS対策はアビタスの問題集を一周とリリ問2年分だけやりましたが、本番のTBSはそれでも難なく解くことができました。

③ WC対策

でましたね。BECの鬼門、WCです。この分野についてはごめんなさい、あんまり当てにならないです。というのも時間がなくて対策をほぼ出来てません。加えて、私はCFA level3というもっと鬼畜な英文ライティング試験を受験しており、特段ライティングに苦手意識はなかったので本試験の解答作成における雛形だけ覚えて本番に挑みました。

一応、WC対策をやろうとしたのですが、まずアビタスの対策集に目を通した時点でこれをカバーするのは無理だなと思ったので、最低限フォーマットと解答の論理立てだけ覚えましたね。よくある夢の分析はしませんでした。というよりする時間がなかったです。ただしておいても損はないと思います。特にfinance関連やCVP分析等の知識系のWCについては効果があると思います。
こんな感じですが、本番はそれなりに解答作成でき、無事合格しているので沼るよりもある程度割り切るほうがいいと思います。先人がおっしゃっているようにMC、TBSで得点できればWCは自動採点なので、ここで減点されない最低限の解答を作成すればいいわけです。

参考程度に当日の本試験で実際に書いたのと同レベル(察してください)の解答を投げておきます。

問題:
借入と株式発行の違いを説明し、借入で調達することをCFOにおすすめしてください。

解答:
This is a memorandum to explain the difference between a debt finance and an equity finance.

A debt finance is a financing method of borrowing money from banks. This contract is an obligation so you have to repay principal prior to an equity.
On the other hand, an equity finance is a financing method of issuing shares in the market and gaining money from investors.

A debt is characterized by having a tax-shield and lowering the weighted average cost of capital. This is why a debt finance is preferable to an equity finance.

If you should have any questions about this matter, please feel free to contact me.

当日は3題ともこの程度の分量とクオリティで書いていた気がします。解答作成にあたって心掛けていたのは次のような流れです。

① まず問われていることを細分化する。今回だと借入と株式発行の違いについてと借入の方が好ましいというロジックの説明。

② 整理できたらどういう流れで書き連ねるかを大まかに決める。本問では序文→借入の説明→借入と株式発行の違い→株式発行の説明→借入のメリット→結び。※望ましい順序は株式発行の説明→借入と株式発行の違いですが解答作成をしていく上で流れ的に上記の順番に変えました。

③ 各パートで何をいうべきか日本語で整理する。例えば借入と株式発行の違いでは優先劣後構造を、借入のメリットでは節税効果をというふうに。

④ ③までできたらそれを最終英語に落とし込む。ここで気をつけるのは変に難しい表現は使わずに知ってる表現又は知らなければ言い換えることを絶対とすること。 

3. 最後に

今回はNTS失効とモチベ消滅というアクシデントの中、準備不足で受けてしまったので再現性はないかもしれません。ただ、それでも勉強の軸が正しかったのと当日の問題の相性(これ結構大事)が良かったので合格できたんだと思います。
何が正解かはわかりませんが、WCをやり込んだからといって本番書けるかどうかは問題次第なのでWCは最後にできる範囲で対策し、MCとTBSに重きを置きつつ、知識をしっかりとつける(日本語である程度説明できるぐらい)のが正攻法だと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございます。あなたの合格の一助となれば幸いです。それでは、また頑張りましょう。

うりぼん

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