女性の「こんなの初めて」で男性は喜ぶか

とある方に最近更新止まってますねと指摘されて悔しいので記事を書くことにしました、オロロンです。

男性は女性の「初めて」が好き、みたいな小手先のテクニックがWeb上には書かれていたりします。男性に気に入られるために(とりわけパパ活界隈においてはお手当をもらうために)"初めて"のフリをするという方もいらっしゃるみたいですね。悪意や邪念が無くとも真面目な方だと「お金を頂くのだから男性を喜ばせなければ!」と過剰に"初めて"な演出をしてくださる方もいるように感じました。

けれども、男性にとって女性の"初めて”が嬉しいことの本質は「初めて」という表面的な部分とは別のところにあるように思います。

「こんなの初めて」の何が嬉しいのか

あくまでも傾向の話をしますが、男性は(恐らく女性が想像しているよりも遥かに強く)女性が喜んでくれることを願っています。そう願っての行動がずれていることは往々にしてあると思いますけど。そして、こう考えています。「初めての経験であれば喜んでくれるはず」

女性に喜んで欲しいから初めての経験となるデートをしなければ!と考えた結果、少し背伸びした高級な(女性が今の/かつての恋人、ないしは別のPさんに記念日に連れて行ってもらった)お店だったり、(一生懸命ネットで調べてきた結果、既に女性が今の/かつての恋人、ないしは別のPさんに連れて行ってもらったことがある)隠れ家的デートスポットを選びがちです。僕が言う立場でもないのですが、ああなんて健気な男性達・・・と涙が滲みます。

初めてじゃないと喜んでくれないから

女性が"初めて"であると男性は喜ぶらしいから「初めてのフリ」をしないといけない、というのは本質的なところではありません。むしろ「初めてのフリ」をすることに労力が割かれているのだとしたら、女性に喜んで欲しいという男性の想いに逆行してしまうので、お互いに意味もなく苦しんでいる残念な状況になってしまいます。

先ほど男性は「初めての経験であれば喜んでくれるはず」と考えている、と書いたのですが正確には男性は(と代表を勝手に名乗ったけれど少なくとも僕は)「初めてじゃないと喜んでくれないんじゃないか」と不安に思っています。そうでない方も勿論いらっしゃることは理解しているのですが、女性は若い頃から経験を積んでいるから今更"叙々苑"で感動しないとか、"夜景"なんて見飽きたとか、そういう声は大きいのです。声が大きい≠声が多いであることは理解しているつもりですが耳元まで届くのは大きな声の方ですから、過去に経験済だったらどうしようと思い悩んでしまいます。

そして上記の経緯の上辺だけを掬った形で、男性は女性の「初めて」が好きだがら"初めて"のフリをしておけば良いみたいな迷信らしきものが広まってしまったんじゃないかと思っています。(当社調べ)

※一般論風に主語を拡大して書いていますが、本当のところは僕が大学時代にお付き合いしていた方にデートの行先を「前の彼氏と行ったから」とダメだしされたトラウマが多分99割です。

本当は「初めて」じゃなくて

「楽しかった」と言われたいのです。今の/過去の素敵な彼氏さんやPさんと何度同じ場所や店に行ってても構わなくて、一番楽しかったのが自分との回でなくても良いけれど「今日は楽しかった」と思って欲しいのです。素敵なデートになるように、それは勿論考えます。男性を喜ばせたいと思っていただけるのならば、上辺を取り繕うよりもあなたが喜ぶ方法を教えてくれる方が遥かに嬉しいです。

こういった想いはお手当を出しても会いたいと思うか、という考えに強く結びついている部分です。

おまけ(男性目線で魅力的に映る女性)

これはもう我侭というか高望みというか理想100%の欲望です。脚の綺麗な人が好きとか、その程度の話です。男性(を勝手に代表して僕)にとって圧倒的に(もう貢ぐの楽しい♪ってなるようなくらいに)魅力的なのは気を遣って「こんなの初めて」と言ってくれる方よりも、感動の分解能が高い方です。

分解能が高い人というのは、あの日来たときはあんな風に見えたけど、今日はこんな風に見えるって些細な違いを感じてくれる、「いつも」の中の特別を楽しんでくれる人です。例えばそうですね、「この味がいいねと君が言ったから七月六日は記念日」として制定してしまうような人です。

記事についての弁明事項

当該記事では単なる傾向の話を便宜上「男性は」「女性は」という一般論に見える表現で書いていますが当社調べです。(というか僕が「当社調べ」と書く時、それは僕の想いです。)

男性は女性が喜んでくれることを願っています。それは生物としてジェンダー的役割としてそうじゃないかと思いますが、男性が喜んでくれることを願う女性がいたらそれは素敵ですね、というだけです。

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