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パブロ・ピカソ

鶏肉ともやしはここトーキョー港区においても最も安価で手に入る食材だった。私は鶏肉ともやしの炒めものを好んで食べた。そして中国産のニンニク……。

未だに続くコロナ・ウィルスの脅威は、人々にマスクの着用を義務化させた。そのマスクにおいて、少なくとも私にとってはという意味だが、一つの利点があった。それは、大好物のニンニクを大量に入れた炒め物を食べても口臭を気にする必要がない、ということだった。

かのパブロ・ピカソもニンニクが大好物で、いつもニンニクの匂いをプンプンさせていたという。「やあ」と私がパブロに挨拶した。「よう、ニンニクはうまいかね?」とパブロが返してきた。なんの問題があるというのかね?

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