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しばらく釣りから離れる前に思うこと

表題の通り、しばらく釣りから離れることになる。

といっても1年2年、とかそういうわけではない。100日とちょっと。
それでもここ数年の生活は、月に2回ほどは行っていたわけで、
3ヶ月以上行かなくなるのは初めてだ。

僕は趣味を転々としてきた。
学生時代は絵(これで大学に入ったし、妻ともそこで会えた)、社会人になってからは万年筆、カメラとやや渋めかつインドアな感じ。
釣り自体は幼少期からずっと続けてはきていたけど、趣味という感じでもなかった。ノットも全然知らなかったし、もっぱら父さんが連れて行ってくれるエリアトラウトだけ。ああ、あと府中にあった鯉の釣り堀にも連れてってもらったっけ。あそこまだあるのかな。

そんな僕が、当時豊洲勤務だった友達の「食費浮かせたいから海釣りやろうぜ!」という、今思い返すと相当アホっぽい誘いに乗り、海釣りを始め、ものの見事にのめり込んでしまうとは、正直自分でも思ってなかった。
はまったおかげで失ったものもあるが、得られた経験と人との出会いは有難いものだし、そしてやはり釣りという行為自体がずっと面白いから、こうして今も続けようと思っている。

なんで3ヶ月ほど行かなくなるかというと理由は簡単で、4月に子供が生まれるからだ。それも男の子。
漠然といつかは父親になるのかな、と思っていたけど、産婦人科帰りの妻から男の子だと聞かされた時はやっぱりめちゃくちゃ嬉しかった。女の子だったら多分僕の性格上心配しすぎて心労が大変なことになっていただろう。
それで子供が生まれるから、育児休業も取ることにした。最初の1ヶ月なんて特に大変だろうし、妻にすべて任せよう、なんてつもりも元からない。社会人になってこっち、1ヶ月以上仕事から離れるなんてことなかったので、復帰後ちゃんと働けるか、今から心配ではある。
そうなってくるとね、もう釣りだなんだなんて言ってられない訳。僕の人生のリソースは自分と妻のためでに使われていたんだけど、そこに比率がデカい息子という存在が現れるのだ。
結婚した時はあまり人生変わった感じしなかったけど、ああ、これが第二の人生のスタートか、と今思う。

一応100日程度といっているのは、お食い初めの真鯛だけは自分に釣らせてくれと懇願しているからだ。幸い妻も一生に一度だと承諾してくれたし、釣り仲間の友達にも協力を仰いでいたりする。今はそれが楽しみだ。

このロッドもしっかり曲げ込んでみたい

今週天気が良ければ、当面最後になる釣りに行く。釣り物はハタ。このクソ寒い時期に釣りづらい気もするが、だって伊東から船出てるんだもの! 前に一度酷い目にあってるけど!!!

いつか大きくなった息子と一緒に釣りをできたらいいな〜、なんて考えたりする。彼が人生で最初に釣り上げる魚はニジマスか、ハゼか、はたまたカサゴか。その時楽しいって思ってもらえるかな。釣りを好きになってもらえるかな。
今からお父さんはドキドキしているよ。

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