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帰省したら。 〜山編〜

大みそかは念願だった山小屋で迎えることに決めていた。

毎年山や海で遊ぶのは定例化していて、大人数で鎌倉などに初詣に行ったり、家族で海岸に行って初日の出を見たり、グループでそれぞれ材料を持ち寄って鍋を背負って山頂でごま豆乳鍋をやったり。そんな風に正月はしっかり遊ぶのが好きだ。

それでいくと今回は「遊ぶ」というよりはかなりハードな山行になってしまった。
目的地は神奈川県最高峰蛭ヶ岳。
1日目のコースタイム7時間、朝から登りっぱなしだ。なんで年の瀬にこんなキツイことをしないといけないのかはよくわからない。
朝5時に起きて電車とバスを乗り継いだ。

丹沢主稜を縦走する

ルートは西丹沢(540m)から檜洞丸(1601m)を通り丹沢最高峰の蛭ヶ岳(1673m)と向う。帰りは塔の岳(1491m)、大倉(290m)へと降りる。
登り2187m下り2439m
総歩行距離は21.5km
最近全然山行不足なのにやり過ぎたなぁと今は反省している。
写真で振り返りたい。

あらま、ここでも熊出没注意

西丹沢から檜洞丸までの道にミツマタの群生を見つけた。とっても可愛かった。花の咲く3月にも行ってみたい。

ミツマタのトンネルだ
かわいい

カサッという音が山奥から聞こえた。
見てみるとかなり立派な角を持ったシカがいた。

結構立派なツノをお持ちです

この中にいます。見えますか。
耳も目も良くなってきている気がする。
この辺りは丹沢の奥地とも言える場所で、心なしかシカの雰囲気も野生らしさを感じる気がする。

沢渡りも
雪が舞ってました
檜洞丸で年越しそば
てっぺんが目的地、蛭ヶ岳。
右側に下ってから急激な登り返しが待つ。
稜線を見ると気が遠くなる。
最高峰蛭ヶ岳にて

今回の一番の目的は山小屋で大晦日は夜景を見て、元旦に初日の出を見ることだった。

京浜工業地帯の灯が地平線に
正面には東京タワー
右上にはオリオン座が光る
山小屋で会ったお兄さんが撮ってくれました
半強制的に(笑)
大晦日は蛭ヶ岳山荘恒例?の
じゃんけん大会
景品がもらえるそうです
なんと一番に勝っちゃった
頂いた陣馬山のTシャツ
待ちに待った朝焼け
来たー!
富士山のモルゲンロート
蛭ヶ岳をあとにする
このササ原とブナ林がお気に入り
山小屋で会った面々
人生は選択の連続
良い一年になりますように

今回のルートは塔の岳までほとんど電波が入らなかった。しかも寒さですぐにバッテリーが終わってしまい、結局連絡ができたのは下山した後マクドナルドで充電をしてからだった。1日半、データ通信せず。デジタルデトックスと言えるだろうか。

家に帰ったのは元旦の夕方。
家族には何故そう思ったのかわからないが、
「男とどこかに行って音信不通」だと思われていた。北海道から帰省してきて、ランデブーはないでしょう。

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