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明治安田生命J1リーグ第11節 浦和レッズvs大分トリニータ

初めてのnote投稿.

使い方も理解しきれていないがとりあえず綴っていいこうと思う.



明治安田生命J1リーグ第11節 浦和レッズvs大分トリニータ 

4/25(Sun) 16:03 kick off @Sitama stadium 2002 現地観戦


「3ゴールに絡む槙野智章劇場」「西川周作育成からデビューまで過ごしたクラブにビックセーブ連発」「田中達也恩返し逆転弾」「大分5試合ぶりゴールも7連敗」などタイトルにしたい内容が盛り沢山であったこのゲーム.

先発メンバーと両チームの狙いから見ていく.

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浦和

前節セレッソ戦からは敦樹に代わり水曜日のルヴァンカップで2ゴールと結果を残した杉本が先発入り.公式の発表から見てもどうやらワントップではなくシャドーとしての立ち回りを求められていたようだ.今シーズン杉本がワントップに入った試合では落ちてきすぎてしまい,前に人がいない問題が発生していた.守備への貢献度も高くそれなりに捌けるので1度シャドーでの起用はアリかと感じていた.

浦和とすれば大分の541のブロックをいかに崩していくかが最大の課題であったに違いない.武藤の偽ワントップからの落ちや流れる動き出しによってできたスペースへ杉本明本らが走り込み背後でポイントを作ろうといった狙いだっただろう.


大分

6連敗中ということもあり前節柏戦から4名の変更.GKポープウィリアムがJ1初先発に名を連ねた.

ベンチには高校時代によく対戦した藤枝明誠高校出身藤本一樹(←鹿屋体育大)が.このときの藤枝明誠高校は選手権にも出場した代であり,藤本の相方FWは川崎フロンターレで活躍する遠野大弥(←HONDA F.C)であった.今考えると,いや当時から相当恐ろしい2トップであった.彼らのせいで何本走らされたことか笑

大分の狙いとしては,守備時には541でまずは構える体制を作り真ん中を割らせないこと.攻撃時には両ウイングがタッチライン目一杯に幅を取り,442の外でウイングが受けて仕掛けるor浦和サイドバックが食いついてきたらシャドーが斜めにペナ角を取りに行って崩す形だったであろう.
広島で長くコーチ経験を積んだ片野坂監督の,ミシャ式5レーン理論に基づいた形んいエッセンスを加えた形だ.


美園から埼スタまでのみちのりは一杯がちょうど良い距離である.


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雨が心配されたが,なんとか持ちこたえ曇り空の中浦和ボールでキックオフ.

前節0-1でセレッソの破れはしたものの,内容では素晴らしさを見せていた浦和が良い入りを見せる.

狙いであっただろうペナ角をとる動きで杉本が起点を作り山中へ落とし,左のレーンへよっていた大分のアンバランスな守備の右のハーフレーンへ西がタイミングよく入り込みお見事なボレーで3分に浦和先制.


その後は浦和ボール保持の時間が長く続くも,先制点の安心感かいつも通りなのかボール保持のためのボール保持に.

槙野はまだ運ぶ意識,縦パスを刺そうとする意思はられるものの岩波はほぼ見えず,ロングパス発射の構えか西のこと嫌い?という殺人パスが目立つ.ここはいずれ限界がきそうなところ.


4分のシーンなど,最近目を張るのが柴戸海である.元々ボール奪取能力に定評がある選手だ.
これにネガトラの鋭さが加わり,まだぎこちなさが残るが遠い足で受けようとする,小泉を真似たような半身受けからの前向きなど非常に成長とチャレンジする姿勢を感じる.


9,15分と大分が前述した幅をとったWBへの展開からチャンスメイク.徐々に大分へもボールが渡るように.浦和はボールを持たされているだけの時間が続く

20分に小泉のインターセプトから武藤へ縦パス,そのまま追い越しクロス.このプレーで得たコーナーからチャンスメイク.
ボールを動かすに意識を囚われすぎている我が軍ではこのような大きなランニングが少ない.

23分,ボールを持たれ押し込まれる時間が続くとクリアボールを杉本がおなじみの軽いプレーで背負えずあっさり再び相手へ.

これが全て悪いわけではないあが杉本のこのようなプレーはあまりにも目に付く.この流れからクロスを上げられセカンドボールを拾われミドルシュートが槙野に当たる不運な形で同点に追い付かれる.

その後も持たせれている展開が続き,ゴールキックから失ったボールを広く開いたセンターバックの間を通されあっさり逆転されてしまう.

541の外側で持たせれ続け前半終了.


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ハーフタイムでの修正力に定評のあるリカルドの手腕に期待をしながらビールを買いに行く.
先制点のシーン以外絵で背後へのランもなく収まりもない杉本健勇こと2980がこのまま出続けていたら買ったビールを一気飲みしようかと考えていると早くも後半戦へ.

予想通り2980アウト,敦樹in.攻撃に出るチームが前の人数を減らすのは珍しいことだが一気飲みはせず戦況を見守ることに.

この交代により,前の人数は少なくなったものの前線にただ立ちつくしている人間が1人減ったのでヒト・ボールの循環がよくなり前半よりも怖いエリアのの縦パスが確実に増えた.敦樹はスタートポジションこそ低いものの,チャンスと見るやバイタルやペナ角を取りに飛び出せる選手である.

徐々にペースを掴み始め,チャンスを作りかけた54分リカルドが動く.

山中に変えて汰木.

山中の特徴はなんと言っても悪魔級の左足である.しかしこの試合では,ブロックの外で回される時間が続いたためなかなか彼の良さを出しきれなかった.

これにより,発射台から推進力の明本へとSBのキャラクターが変更.ブロックを敷く相手には効果的だ.明本は構えられていても間を割ろうとつっかけられる.

これにより流れはさらに我が軍浦和へ.

67分,ドスケベ西大伍から素晴らしいペナ角の取り方をした武藤へ.フィニッシュはミートしなかったが形で出来始める.

68分武藤out我らがシンゾーin,関根out田中達也2世in.

真ん中で武藤とは違った背負うプレーでポイントを作れるシンゾー.より得点への期待感が高まる.

73分,失点に絡んだこともあり点が入らず少し焦れていただろう槙野が持ち上がりファウルをもらう.

この持ち上がりはミシャ時代を見ているようだった.ハリルに守備を極めろと言われてから攻撃を封印している?自粛している?槙野.個人的には攻撃センスのある槙野の持ち出しは引いた相手にとって脅威になるに違いないのでリカルドのもとでまた見せて欲しいところである.

このプレーで獲得したCK.一度は弾かれるもののセカンドボールを拾った小泉がペナ外中央よりから中に1枚しかいない槙野の前のスペースにスーペルクロス.槙野が滑りながら合わせついに同点!

このクロスのボールが浮いている時間は時が止まったようであり,スタジアムにいる全員がうなった.まさにドスケベのようなクロス.

この映像をつまみに4合は飲める.

この同点ゴール後から曇っていた空に太陽が現れ北ゴールを照らし始めた.北の素晴らしい太鼓隊のリードもありスタジアムのボルテージは最高潮.


コロナ禍で声こそ出せないものの拍手と勝たせたい想いからここまでの雰囲気を作り出せるサポはなかなかいないだろう.さすが我が軍である.

現地でしか味わえないこと感覚はたまらなく良い.この日はのこの感覚は忘れられない.

そんな後押しを背に,西川槙野とイルドアップから中央で汰木が背負い大分が前がかりになって空いたスペースへ明本が抜け出す.明本はそのままハーフラインからペナ近くまで爆走.

もうこの瞬間に入るなと確信した.

グラウンダーのクロスにニアで小泉が潰れ,こぼれたところの大分から移籍してきた田中達也がプッシュ!

選手たちの諦めない姿勢,ファンサポーターの後押しみんなで取ったゴールとはこのようなものを言うのだろう.素晴らしい逆転弾であった.

横の席で見ていた知らないおじさんたちと喜びを爆発させあった.


残り時間は小泉の圧巻のボールキープとドスケベ,敦樹らでうまくボールを動かしラストのコーナーはヒヤリとしたが西川のビックセーブ×2でシャットアウト.

3-2の電光掲示板の背景には綺麗な夕陽が現れ最高の日曜日となった.


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このまま連勝し5月の連戦をのり越えたいところ.

次節は水曜日にルヴァン湘南戦を挟み,アウェイ福岡戦.

昨年まではリードされると期待の持てないどころか葬式のようになってしまうチームが感動の逆転劇をできるようになってしまった.リカルドアッパレ.

おかげさまでこの日もその後飲みすぎてしまった.


初稿なので今回はここら辺でまたぼちぼち綴っていこう.

ではまた.




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