心の言葉

どうしても
過去の自分に
なにかを語りかけたい
そんな気持ちになった

一人で寝ている自分に

一人で歩いている自分に

いつも無理をして
たくさんのことを感じていた自分に

本当は弱い心を
少しずつ大きく見せようとして
強い人に憧れた自分に

それでしか
自分を守る方法がない自分に

だけど
自分を傷つけて
生きていた自分に

自分を大切にする方法が
見つからなくて困っていた
今でも分からない

大切にするとは
心の涙をしっかりと
流させてあげること

流れない涙は
自分の重しになって
行動を制限している

言葉が出なくて
苦しかったね

なにを守ろうとして
言葉が出なくなってしまったのか

言葉はずっと脳内を
渦巻いていて

それをどうやって外に
吐き出していけばいいのか

言ってはいけない言葉を
一生懸命学んで
誰に言われるでもなく
周りの人や
親の反応を
よく観察して
感じて

言葉を生み出すのではなく
言葉を消した

あの
過去の自分に
言葉を与えたい

過去の自分の
相談相手になりたい

苦しくて
我慢をしている自分に気付けなくて

本当にごめんね

強くなりたくて
ずっと強がって
弱いところを
認められなくて

そんな君は嫌い
そんなあなたは嫌い

なにもできなくて
自分の実力を超えるなにかに
ずっと挑戦していて

毎日傷だらけで帰ってきて
心の言葉を消して
強くなる方法ばかりを学んで

より弱っていく
頑張れなくなっていく

弱いところもある自分

そんな君が好き
そんなあなたが大好き

もう自分には
すべてを受け入れてくれる人が
いないのかもしれないと思ってしまう

未来の自分にも
相談したい

心の言葉を教えてほしい