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茶道教授の独り言
2022年3月31日 10:02
社中に{棚を組み立てて下さい}とやってもらうと、木目がデタラメでした。{前に教えたと思うけれど、忘れちゃった?一番下の板・地板は左から水が流れる様に、据えて下さい}{二重棚なら、地板の上に二枚板が有りますね。地板の上は、右から左。さらに上は、また左から右ですよ}こう教えて今の稽古用棚の、木目の酷さを改めて感じました。およそ横並びの木目、どこにも水の流れな
2022年3月30日 07:58
今年は木・金曜が稽古の私に、誠にうれしい暦の巡りです。二月節分・三月雛祭りに合って・・四月一週目は七日なので、花祭りの取り合わせが出来ます。お得意の仏事の取り合わせ故、腕が鳴ります。掛け軸だけはコレッ!と言う物を所持、決まりです。他の道具は部門別、花入・香合など書き出してみます。そうしないと瓦はここに出して、あちらには○○を。と悩んでしまいます。それから
2022年3月27日 10:59
瓢を出せば、連想するのはまづ「お酒」が入る?ですから、楽しく瓢の形・柄・の茶道具は活躍してくれます。今回のは黒楽茶碗ですが、少し洒落のめして釉薬を掛け外しにしてあります。正面の瓢は彫文様で、少し斜めで楽しく弾んでいる様に感じられます。無論「花見酒」の入れ物として出しました。秋の紅葉狩りなど、他にも使い道はいくつも有りそう!瓢と言えば自分で育てた瓢
2022年3月25日 07:31
土物と称される渋い焼き物は、多くの男性に好まれています。代表は備前焼・信楽焼・伊賀焼などですね。この殆どがザングリと焼かれていて、侘びた仕上がりです。先に上げた三大産地の中、伊賀焼が一番目にする機会が少ないでしょうか?実の所私も所持している茶道具では、そんな具合です。今年に入ってから落手した水指。箱には伊賀と書かれていましたが、微妙です。まあ山一
2022年3月22日 11:11
「春は菫の紫から」この言葉が大好きです。パリ・シャルルドゴール空港フランスの小銭が余ったので、買える物を探しました。その時出会ったのが、このピルケースです。形は南瓜?の様で安定感が有り、絵柄も可愛い!蓋の縁は金の釉薬の装飾、何と中に迄菫が有るんですよ。リモージュ焼きです。毎年花便りの前に、これを使います。海外からの見立て使い品の中でも、好きな
2022年3月9日 08:27
「大川君丁度良い所へ来た。炭手前なさいな」先生からのお声がけです。「四畳半なら誰でも出来るが、向切はね」と仰せでした。手前終盤香合を拝見に出すと「どうしてこれを出したと?」客方に質問されました。答えに詰まっていると、いつもの様に私に順番が・・・{少々早めですが、花便りではございませんか?}「そうそう暖かい日が続き、開花の知らせをもらう日も近いでし
2022年3月4日 10:21
茶友宅を訪ねると、予想通り「雛祭り」の取り合わせの道具でした。女性には外せない行事でしょう。{一つ良いかな、蓋置の雪洞が少し残念ですね}「えっ定番の道具じゃないの?」{何故疑問を呈するかと言えば、桜の花びらが付いてるから。上野公園の花見じゃないの!無地の雪洞が絶対良い筈、桜は不要。無地ならお雛様と、花見両方に使えたのにね~}とその道の先輩として、
2022年3月3日 21:08
今日の稽古に耳付き茶入を出しました。何故なら3月3日だからです。結局誰にも理解されず、3・3耳の日は寂しく終わりました。時々孤高の人の「取り合わせ」となり、反省しきりです。