【第45回】 オンライン気づきのサーラー瞑想会 リニューアルverレビュー|
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今月は再びスティサート師にご登場して頂きました。
当日は
ルアンポー・ティアン師の直々のお弟子であられる
ルアンポー・トーン師(85歳;サナームナイ寺元住職)が
亡くなられたという訃報もあり、
ティエン師の逸話からの貴重なお話と、
質疑応答で多くの学びを得ることができ、
有意義な時間を共に過ごすことができました。
スティサート師、
そして
参加して下さった皆さま 本当にありがとうございました。
以下法話のテーマと
質疑の内容を紹介します。
<スティサート師からの法話>
【ティアン師の逸話から】
①歩行瞑想中、木からサソリが足の上に落ちて来た。その時、恐れや怒りに引っ張られることなく、サソリの体とご自身の体が触れた…とただただ観て、知った(ルースースー)。 心が飾り立て(プルンテン)られなければ、体同士は争うことはないんだと初めて知った。 この時、形あるもの(体:ループ)と形なきもの(心:ナーム)をはっきり見分けることが出来た。 サソリは何もせずに離れて行った。
②修行によって気付かれたこととして 『思考によって私達は押し出されている』と気づいた。思考に気づいてない時、思考に動かされていると観ることができ、思考に騙されなくなってきた。
③切れた糸は元の状態に戻ることはない。 五蘊(色受想行識)が集まって体を構成している。この五蘊がくっついている状態が『この私』を作っている。この色(体)と受想行識(心)がはっきりと観分けることが出来ると、再びくっついて『この私』になることは無くなる。
<質疑応答>
Q1:気づきをずっと保つ方法はありますか?
A:一直線のようにずーっと気づこうとするのではなく
日々のルーティーンワークをやる前に
気づきを思い起こしてやってみる。
Q2:豊かな自然が壊されていくことに対しどう考えていったらいいのか? A:カムキエン師の言葉に『何ものかであるものは何もない』。
私達が“何ものかには何もないのだ”ということを知れば苦しみは無く
なるという教え。 何ものかが無ければならないということが苦しみの
原因。 本当のことをしっかり観ること。 何ものかにしがみつくことか
ら自由になることをトレーニングしていく。
Q3:今の仕事に迷いを感じている。自分が望む道を見つけるには?
A:観るべきことが二つある。 ①今やっていることに生き甲斐を感じて
いるか? ②自分自身の心の変化をよく観察する。
Q4:体(ループ)と心(ナーム)を見分ける方法と、どう大切なのかをもう一度教えて頂きたい。
A:ループとナームは最初から分かれているもの。 例えば、頭を叩かれた時、頭が痛いという体の苦しみの後に「なんで私を叩くのか」という心の苦しみが湧く。二重の苦しみ。これを分けて観れるようになると苦しみも減る。 トレーニング法としては、まず体を観ることから始めると良い。
(文責:Satomi)
【 参加人数:32名 (スティサート師、スタッフ4名含む)】
ーーーー 気づきのサーラー瞑想会は お申し込みなし、出入り自由、カメラ音声オンオフ自由 (お坊様に質問される方は、カメラ音声オン)で 気楽にご参加できる場を心がけております。 次回もまた皆さまとタムレンレンな雰囲気の中、 学ぶ時間をご一緒できればと思います。
【御礼】 読経の音が聞こえないトラブル対策にご協力頂きましてありがとうございました。お陰様でだいぶ改善することが出来ました。現地の天気状況により、またトラブルが発生する可能性もありますが、その折りはご理解の程、宜しくお願いします
次回開催予定:
6/18(火) 7:45pm〜9:45pm
次回登壇お坊さま:
サンティポン・ケーマパンヨー師 (スカトー寺僧侶)
サンティポン師プロフィール
1952年タイ国ノンタブリー県出身。1975年国立チュラロンコン大学を卒業後、建築家として建築・デザイン・内装関係の仕事に従事。1992年より、青少年の健やかな教育をめざすNGOセーンアルンの理事を務める。
2003年、スカトー寺にて出家。以後、故カムキエン・スワンノー師に師事して瞑想修行に励み、カムキエン師の介護、看取りをスティサート師らとともに行なう。
青少年育成活動や環境保護活動に熱心に取り組み、現在は、ウィリヤダンマ・アシュラムに滞在して修行。アシュラム内のサーラー(本堂)の建築設計にも従事し、環境整備にも努める。
スティサート師らと一緒に日本を訪れ(2019年5月は関西・北陸:2024年2月は沖縄・東京)瞑想指導や講演会を行なう。慈しみあふれるお話と笑顔で日本の方たちと触れ合い、各地で善き縁を紡いでいかれた。
= お坊様へのご質問についてのガイドライン =
お坊様へのご質問は、お坊様とのリアルタイムでの一期一会の出会いを大切にしたいため、基本的には、その回のZOOMに 参加されている時のみに機会を提供させていただきます。
ただし、時間が限られていますので 質問したかったのにできなかった方は、次回以降の機会にお答えできるように配慮させていただきます。
(お答えいただけるかの確約はできないことを、予めご了承いただければと思います)
その場合の手順は以下の通りです。
1)ひろさんのメール (hiro96kuro@gmail.com)に ご質問項目を送る
2)タイトルを 【気づきのサーラー瞑想会・質問希望】 とお書きになり
①どのお坊様にお答えいただきたいか(お一人のみ)
②質問内容
③お名前(ZOOMに表示されるお名前) を書いてお送りください。
3)今回の受付締め切りは、6月2日(日)まで ご質問内容は、当日ご本人がサーラー瞑想会に参加していただいた上で、 ご本人から直接ご質問をお願いします。
(質問時のみで結構ですので、カメラと音声をオンでお願いします)
メールにてご質問いただいた方には、 スタッフの方から開催日前日までに 開催日ご参加が可能かどうかの確認をさせていただきます。
質問タイムのなるべく最初の方に、ご発言いただけるように
配慮いたしますので、 当日はそのようにご準備くださいませ。
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チャルーン・サティ オンライン コミュニティ スタッフ:
ひろ/Satomi/鉄平/ルゥン/ニーロ
通訳:浦崎/工藤
(以上です)
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