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【ロス<<<余韻】牧春の恋に恋した7週間

「ただいま」
「おかえり」

抱き合う二人の背景の水色の映像が爽やかでキレイだった。

そしてキス(っていうかそれ以上してそうな)ラストがあまりにも幸せすぎて余韻が大きすぎる。
切なさの全くない牧くんが見れたのが嬉しくてたまらなかった。

余韻が大きすぎて今はロスなし。

それは私が牧春の恋に恋をしていて、その恋が成就したからだと思っている。

日曜日の青空のまぶしさったらなかった。
ドラマに元気をもらうっていうのは、このことなのかと思う。

まさに活力ってやつ。

ザッピングした時に何気なくみた1話でどハマりした「おっさんずラブ」
1話見た後すぐに武蔵の部屋と公式をフォローして色んな人にオススメして沢山の人を沼に引きずり込んだ(笑

最初は「なにこれ爆笑wwwwwwwwww」っていう気持ちで見ていたものが、気がつけば牧くんに超絶感情移入して6月2日夜までは情緒不安定になりまくってたいへんだった。スキマスイッチの主題歌も泣きそうになるから聴けなかった。

仕事も家事も育児も上の空だし、宙ガール活動に関しては全く手につかない。
スマホをもてば「#おっさんずラブ」「#春牧」「#牧春」で検索しちゃうのでどうしようもない。

特に4話あたりからツイ廃だった(汗

牧くんへのハンパない感情移入っぷりに自分で焦る

最初は普段敬語なのに、ちょいちょいキレてタメ語とかたまらん!
とか
キスの角度の完璧!!
とか
素晴らしいハイスペック巨根ドSチワワ。
とか
林遣都の沼が目の前に見える‥‥

そんな感じで見てたんですよ最初はね・・・

でも、春田のことを考えて健気に頑張っているのにザクザクと傷つけられていく姿を見て辛くって。切なくって。
話数を重ねるごとに「牧くんほんまに幸せになって」っていう気持ちが重ねられていった。

なんでこんなに感情移入したんだろう??

どこかの雑誌でプロデューサーさんが「牧は我慢してウソをつく人」って言ってたらしい。

それがしっくりくるぐらいに牧くんは本音を隠して我慢してウソついて切ない顔をする。
そこに私自身が共感?共鳴?してしまったのかもしれない。

年齢を重ねるごとに、我慢をすることが増えてきた。
誠実でいたいと願うけれども、本音をかくすこともあるし、自分の幸せよりも優先して幸せにしたい子供たちがいる。

かといって甘える場所は年々減る。
それって辛い。そこと重ね合わせてしまう。

日常で感じる痛みよりも恋の痛みはきっともっと大きくて、それが林遣都くんによって上手に表現されていて感情移入しまくったのかなって思う。

そして上手に先の展開を読めないように情報管理していた公式様がスゴイっす。。。

今まで見てきた恋愛ドラマって、ある程度先が読めていたイメージ。
「結局、この2人がくっつくんでしょ?」みたいな感じが見えてたけど、今回に関しては「本当に牧くん幸せになる??」って心配しまくって情緒不安定になった。

話数を重ねていても春田が部長を好きになっていく過程ってあまりなくて、逆に牧くんとのエピソードの方がしっかり描かれてたし、春田が流されまくってるけど、二人の間で揺れ動くということもなかった(はず)
そして春田が牧くんに惹かれていってるなーってのも分かってた。

でも本当に2人が結ばれるのか不安で不安で仕方がなかった。

あの不安はなんだったんだろう??

マイノリティだから?
あくまでヒロインは部長だから?

それだけのめりこんでいた証かなーと思うけど、めっちゃしんどかった。こんなにドラマのキャラクターの幸せを願ったことないよ。


大きすぎるインパクトのすべてを上手に包み込む優しい世界観と人物設定が本当に好き

BLだなんだと言われたりしてるけど、見てると単純に「人を好きになる」ことに対して性別の壁を取り除いただけって感じの印象の方が大きいかな。

デリカシーがない(というか鈍感?)せいで人を傷つけることはあっても、悪役や嫌われ役が一人もいない。
そしてマイノリティーに対して偏見の目をもつ人もいない。

茶化すこともなければ、誇張することもなかった。

みんな誰かを真剣に好きになって。誰かのために一生懸命だった。

ちずちゃんも蝶子さんもすっごい大好き。
ちずちゃんにイケメン彼氏ができてて本当にホッとした。(しかも幸せそう)

現実もこうであって欲しいなっていう世界観。でもまだまだ偏見がたくさんあるなと今回のドラマで感じる経験をした。

このドラマは周囲の同僚やお友達がたくさん見てて私に話しかけてくれる(私がすすめたせいだけど)
その中には同性で結ばれる結末に違和感を感じる人もいてて、、、「あの結末は正解?」って聞いてくる人もいた。その人は「同性で結ばれることは良くないこと」っていう価値観のようだった。

やっぱり同性間の恋愛に違和感や嫌悪感をもつ人も一定数いるのも事実だなって作品を通じて感じてしまった。

それはその人の価値観なので、叩いてはいけないことだけど悲しいなって思う。

牧くんが春田を巻き込みたくないって言ってた「世間の目」がこれなのかなと。

当事者でもない私が悲しいなって思うんだから、牧くんはどれだけそのことで心を痛めてきたんだろうかって思う。

悪いことでも何でもないのに。
もっと理解がすすんで現実も優しい世の中になるといいなあ。

公式のWeb運営が神すぎ

宙ガール活動を通じてSNSやブログなどのweb媒体での情報発信について少し知識はある。だからこそ公式のSNS戦略とか、情報の出し方の秀逸さには舌を巻いた。

武蔵の部屋はもちろん、ファンが見たいって思っている営業日報やメモなどの小道具も見せてくれる。
そして木曜日あたりから情報発信頻度を増やしていって土曜日は怒涛のツイートをしてワクワクを高めるみたいな。

その発信の秀逸さは武蔵の部屋のフォロワー数で十分に証明されている。
ただし6話が終わってからの同棲自慢はつらかったですお・・・部長・・・(´;ω;`)ウゥゥ

そしてpixivと連動企画を持ってくるとは思わなかったよ。。。
あれはTwitterが盛り上がるひとつのキッカケだったよなって思う。

秀逸なイラストや小説がバンバンアップされていってさ、それがRTで回ることによってTwitterの盛り上がりに拍車がかかってる感じがしたのよね。

「こうだったらいいな」っていう妄想ツイもたくさんあって。
ツイート数の多さはそういう部分も大きいよなーって思ってる。(あえてハッシュタグはずしてる人も多かったから、ハッシュタグでの集計では語れないレベルにツイート数は多かったと思うよ)

そしてそれらのツイート見まくってこっそりニヤニヤしてたことをここにご報告いたしますw

何もかも完璧だったドラマ

たぶん何百人何千人の人が言うてると思うけど、何もかも完璧だったと思う。

脚本も
スタッフも
俳優も
映像の美しさも
音楽のキレイさも
終わり方も

何もかも完璧。

特に最終回の春田が牧くんに告白するシーンが好きすぎる。

抱き合う二人の世界観がそれはとても美しいブルーだった。音楽がなかったのも良かった。あのお二人の演技であの場面は音楽いらないよね。

そして「結婚してくださぁーーーーーい」からの「はい」とかっていうアンサーではなく、

「ただいま」
「おかえり」

のセリフだったのは心に残りすぎた。その言葉の中に今までの想いがぎゅうううううって詰まってるのが凄く伝わったから。

牧くんが帰るべき場所に戻れたんだと。
嬉しかった。

ドラマや映画で感動して泣くことはあったけど、嬉し泣きははじめてだった。

ドラマは色んな解釈もされるだろうし、色んな受けとめ方がある。

私の場合は、このドラマのおかげで、さらに仲が良くなった友人もいたし、映像の美しさに自分のカメラ趣味も感化されてるし、楽しくキャッキャ語ることもできた。LGBTに対して誰かと話したことなかったから周りのそういう事への価値観に少し触れることもできた。

そんなドラマそうそうないよ。
すごいよ。

キャストの皆様。
スタッフの皆様。
素敵な恋をありがとうございました。

DVD買います。

PS.
横川さんの言う通り私も「はるたん」とは呼んでやんない。だって牧くん推しだもの。

PS2.
個人的には春牧

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