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BOOK📚読書ノート⑦

「汝、星のごとく」を読みました。
2023年本屋大賞受賞作です。

凪良ゆう「汝、星のごとく」
(図書館で借りました)

風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、
自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。
ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。
生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、
ひとつではない愛の物語。


*読書メモ*

汝(なんじ):な(汝)むち(貴)。二人称の人代名詞。おまえ。



暁海と櫂、17歳から34歳までのストーリー。

18歳 春。櫂は東京へ。暁海は島に残る。
32歳 春。暁海は(すべてを捨てて)島を出奔する。

18歳の時に、一緒に置き去るはずだった景色。
14年が経ち、たくさんの人い出会い、傷つけ、傷つけられ、助け、助けられ、ようやく準備を整えた。心のままに東京へ行く。
島のみんなにはわかってもらえないだろう。

**

33歳 夏。花火大会へ。
一緒に行ったメンバーは、暁海、櫂、北原先生、奈々さん、結ちゃん、結ちゃんの恋人。

「なんやもう、むちゃくちゃな面子やな」
夫婦。親子。義理の親子。昔の恋人。今の恋人。
六人しかいないのに、関係性を表す矢印は複雑に交錯する。

***

34歳 夏。
櫂が書いた「汝、星のごとく」が出版される。

Homme fatal:運命の男、魔性の男


*感想*

プロローグからエピローグへの繋がりが素晴らしいです。
とても深い小説でした。
頭の中を整理しつつ(年表を作ったりして)何度も読みました。

 人生いろいろあるけれど、
 分かってくれる人がいる。
 だから生きていける。

北原先生の過去が気になります。
きっと色々あったんだろうな・・・。
先生の行動力、判断力、深い愛情に感銘を受けました。
(私も こういう人になりたいな)

結婚って互助会の会員になることなのね。
(私も割り切って頑張ろう!!)


続編「星を編む」も 読みたいです。
今、図書館で予約中。楽しみです。


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