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放送大学大学院修士課程、研究と勉強の日々、記憶が風化する前に振り返る…1.院での目標

大学院

教養学部に比べると学生数も少ないが、放送大学にも大学院がある。修士課程の学生種別には修士全科生・修士選科生・修士科目生の3つあり、全科生は修士論文を書いて修了を目指し、選科生・科目生はそれぞれ1年・半年間の科目履修生である。

修士全科生になるためには、院試を突破する必要もある。私は2015年度は修士選科生として10単位ほど科目を履修し、2016~2017年度に全科生(情報学プログラム)として研究を行った。

修了から、然程年月が経っている訳ではないが、私自身の記憶が風化する前に大学院での研究生活やら試験対策やら論文やらを、少しずつ書いていきたいと思う。

研究の(修士課程における)最終目標…?

学部では基本的に講義を受けて必要な単位を取って、必須であれば卒論を書いて卒業…というのが一般的だ。大学生活の大半は講義→試験といった、ややもすれば受け身なものになってしまいがちだ。

大学院では講義の占めるウェイトは小さくなり、研究メインの生活になる。社会人の場合は、勤務後に研究(テーマによっては業務を切り出して…ということも可能ではあるが)し、休日も研究することになる。

では、大学院(本記事では修士課程とする)の目安となる目標はどこにあるのだろうか?「何か新規性のある研究をする」ことが目標ではあるが、具体的なところは、人によって(あるいは分野によって)異なるかなとも思う。

その中で、私個人としては「(分野にもよるが)国内学会で1回発表する」ことが修士課程の目標というか目安なのかなぁ、と考えている。

新規性、社会人の方が発見しやすい?ひとまずの目標は?

放送大学大学院の修士全科生でも、やはり研究の新規性は重要になってくる。私は(随分前の話になるが)大学院(≠放送大学)の修士課程に所属していたことがあるが、テーマの決定にかなり苦労した。

言ってしまうなら、「新規性が必要なのは分かるが、そもそも何をすれば良いのか不明だ」という状況に陥った。この点(新規性)に関して、実は社会人の方が研究テーマを発見しやすいのかなと思う。日々の業務なり生活なり社会なりを観察する機会が増えるために、その課題が見えやすくなる。

ただ、社会人が陥りがちなのが「研究論点は精度・スケール性だけですか?」というところだ。カイゼン以上の研究論点を如何にして見つけるところが、研究をスタートするまでの最初の目標かなと。

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