鳥活note、ミソサザイ、2020年3月18日
その鳥は突然やってきた
撮影ノート
ミソサザイを撮影するために渓流へ。渓流にかかる橋の中ほどに立ってミソサザイ探し。俺は橋の下を覗き込む。
「声はすれども姿は見えず」ってやつ。
橋の上に立ってからどれくらい経ったろう。突然、近くでさえずりが。どこだ?どこだ?見当違いの場所を探す俺。
あ、橋の欄干の上か。
距離にして4メートル強。緊張する。落ち着け、自分。
上半身だけをゆっくりと左に向けつつ、カメラを構える。
そして連写、連写、連写。
AFターゲットを目に合わせろ。しかし、姿勢が不安定だ。ときどき目から外れる。結果ボケボケ。AFやり直し。露出もコロコロ変わるなあ。どうするんだ、これ。
思い通りにならないカメラにかなり慌てる。
とか言っても、同じ構図ばかりだ。心に余裕ができたので、動画ボタンをポチッ。手持ちで動画撮影。手ぶれ補正は強力だ。しかし超望遠。三脚を使ったように画を固定するなんて、無理。
ミソサザイは、2コーラスしてから尾をフリフリフリフリ、そして橋の下に消えていった。
たくさん撮らせてくれてありがとう、ミソサザイ。
静止画300枚強、それに20秒の動画。約2分間の出来事だった。
t.koba
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