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DeepL翻訳がすごい、俺の日本語を超えてきた 改訂版

2021年5月18日改訂
DeepL翻訳の実力向上?に合わせて内容を修正

DeepL翻訳の日本語対応を告げるニュース

↑2020年03月23日 13時36分 公開の ITmedia の記事

使い始めたばかりで言うのもアレですが、DeepLって、本当にすごいですね。

note でも話題にしているひとが何人かいます。ここには1つだけ選んで貼り付けます。

↑ 記事へのリンクを貼ったのですが、2021年5月18日現在、閲覧できない状態です。

翻訳で飯食うって、、、

さて、突然話は変わりますが、私は翻訳検定の4級5級を持っています。

自分の英語力を試したかったんです。それにスキルアップすれば翻訳でお金をもらって生活できるのではないかという期待がありました。無謀にも2級を目標にしていましたね。

その検定試験ですが、なぜでしょうか、肉体的につらい季節に実施されます。寒いの嫌だな、暑いのも嫌だな、なんてつまらない理由で先延ばしに、、、

で、上の級を受験しないまま時が過ぎて行きました。そしてある日、Google翻訳が格段の進歩を遂げたことを知るわけです。

新しくなったGoogle翻訳は、かなり使えると思いました。

そのころ、和英翻訳が仕事の一部としてなくてはならない作業としてありましたが、自分で訳すのは無理なので外注していました。しかし、Google 翻訳の結果を見て、これなら機械翻訳だけで終わりにしても良いのではないか、そのときはそんな風に思いました。いくつか事情があって翻訳の外注をやめたいと思っていたところでしたので、機械翻訳に過剰な期待を抱いてしまったのですね。

しかし、私の期待をよそに Google翻訳はときどきとんでもない訳文を吐き出しました。結局、訳文をそのまま使うという夢は、はかなく消えたのであります。

しかし、DeepL翻訳は、、、

なんですかね、これは。
優秀な翻訳者さんが事前に訳しておいたものを出してきたのでしょうか。
ジャンルにもよるでしょうが、これはもう機械翻訳だけで問題なさそうなレベルです。

この記事を書く前に、NVIDIA の「What Is Deep Learning?」というブログ記事を読んでいました。

DeepLの翻訳におかしなところはないと思いました。校正のプロとかその分野に精通した人とかでなければ、誤訳があっても気づかず読み進めてしまうのかなと思います。

話は変わりますが、翻訳検定の過去問、DeepLにやらせたらどうなるでしょうか。気になりますね。

2021年5月18日現在、まだやってません。

2020年4月12日追記 やはり機械翻訳は、、、

申しわけありません。ちょっと使ってみただけなのに、過大評価してしまったようです。違うジャンルの文章を翻訳して、それほどでもないと思いました。

結果について少しだけコメントします。

DeepL翻訳がらみでみつけた次の記事を、勝手にネタにさせてもらいます。

この中で、「12 Techniques to improve your writing in 2015」を紹介しています。「最初のコツだけ公開」ということで、2つ目以降のコツはマガジンを購入しないと読めません。そこで、原文を読むことにしました。

DeepL翻訳を使えば、簡単に読めますからね。

さて、訳文を読んでみます。

2段落目に But which ones? という文があるのですが、これを「でも、どれをやればいいのか?」と訳してくれました。感動モノです。

2段落目だけを訳したら少し変だったので、最初の5段落までを一度に訳してみました。

5段落目までは、驚くべきものがありました。

さて、2021年5月18日の今、どのように訳してくれるでしょうか。

でも、どの戦術?どのような順番でやればいいのでしょうか?どれも重要なのでしょうか?

戦術?

「でも、どれをやればいいのか?」に対して「でも、どの戦術?」って

1年前の感動が薄まった気がします。

戦術というのは、前の段落で tactic と言っているやつのことですね。戦術という訳には違和感がありますが、ま、それはおいといて、ones と複数形なのは、テーマになっている12のテクニックのことと考えてよいでしょうか。それとも、世間一般に言われている数多くの「戦術」の中のどれか、ここでは、その中から 12 だけを提案したいということなのでしょうか。

原文が、わかりにくいような気がしますが、翻訳について話たいので、原文にケチをつけるのはやめておきます。

6段落目からは、しかし、ほころびが見られるようになります。

Get rid of That: 

訳は、

それを取り除く。
2021年5月18日に訳しなおすと、「それをなくす。」6段落目だけ訳すと「Get rid of That:」と、原文のままにされてしまいました。

訳文だけ読んで、「それってどれ?」と思いました。

Get rid of That だけ見て訳したなら、こう訳さざるをえないかもしれません。しかし、Tが大文字で書かれていることに気づかなければならないと思います。そして、説明を読むと「できれば(関係代名詞の) that を使わない」というようなことが書かれています。人間の翻訳者の場合は、前後関係から意味を理解して正しく訳すだろうと思いますが、機械翻訳にはそのような能力はなさそうです。

機械翻訳は、翻訳者が翻訳するときに気をつけていることをもっと学習する必要があるようです。

※正直に言うと、rid という語は聞いたことがありませんでした。
※さらに言うと、Remove That で良いだろうと思いました。負け惜しみです。
※さらに言うと、get rid of は、remove にはないニュアンスを持っていそうです。
脱線しすぎたので、話を戻します。

続く日本語は、明らかに破綻しています。(箇条書き第1項)

This is the first place I have most new writers start.
これは、私はほとんどの新しい作家が開始している最初の場所です。

さて、2021年5月18日、DeepL の翻訳結果をみてみましょう。

多くの新人作家に最初に始めてもらうのが、この点です。

いいじゃないですか。感動が戻ってきました。

最初に始める?ま、誤訳でなかったらOKと思います。

ちなみに、Google さんは、(2020年4月ごろの訳)

これは、私がほとんどの新しいライターを始めた最初の場所です。
Google 翻訳はもう使いませんので、「Google 翻訳の今」は気にしないことにします。

意味が通じないので、誰でも間違いに気づきます。

意味としては、「私は、新人ライターにはこの方法から始めてもらっています。」とか、そんなところでしょうか。

以下の翻訳結果については、割愛します。

ちなみに、箇条書きの3番の訳には、ひどい誤りがありました。(2021年5月18日)

機械翻訳にはまだまだ苦手なところがあることがわかりました。

欠点を指摘したとはいえ、私は機械翻訳を否定するものではありません。
機械翻訳の進歩は、翻訳品質を向上させるものと期待しています。

最後に、問題の1文だけを DeepL翻訳してみると、

私がほとんどの新人作家に最初に始めさせているのはここです。

うーん、ここで正解を出してきました。なぜか、全文翻訳すると変になります。

さて、2021年5月18日、どのように訳してくれるでしょうか。

原文
This is the first place I have most new writers start.
訳文
ほとんどの新人作家には、まずここから始めてもらっています。

脱帽です。

t.koba


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