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だれよりも長く一緒にいます、妻と私

 一昨日、遠くの病院まで行ってまいりました。
 長年、沈黙していた病気(ガ●)が再発したかもしれません。肺を切り開き、切除することになりました。今後、検査という名の生体摘出手術をします。最悪であれば、余命●年、または余命●月の宣告を受けるかもしれません。

 今まで、夫婦生活約40年間。妻とは私自身の親や兄弟、誰よりも一緒に長く暮らしています。不思議ですが、二人は「あかの他人」です、苦笑。
 これまで、妻には、人生に迷ったときには、大変ひどいことをしてきたのに、もし私がこの世を去ったら、「私も〇ぬ。」と、妻は本気で言います。

 でも、妻は真顔でそう一言いうだけで、細かいことは言いません。本当は今後の事、私の事、いろいろな不安が心を駆け回っていることと思います。
 黙って不安に耐える妻に心から感謝しています。

 昨日は、そんな妻とドライブを兼ねて、日用品を買いに出かけ、昼食を一緒にしました。車中や食事中も色々と話をし、時頼笑顔を見せる妻でした。
 あほ親父ののろけ話に聞こえましたら、ごめんなさい。

 出がけのTVでは、「結婚」がテーマの番組があり、海外も含め、同性婚を含めて結婚の様変わりを特集していました。

 私は、はじめて聞いた言葉ですが「友情結婚」というのが昨今あるのだそうです。ルールは
 ・恋愛感情は持たない
 ・性交渉はしない
 で、「結婚しても子どもは考えてない」「お互いの行動を縛らずに自由に生きる。大切な友人のような居心地の良い『同居人』として暮らす」という考えの人にとって、新しい選択肢にとなっているのだそうです。

 唐突ですが「人間が生まれた時に持参する人生のエネルギーは無限ではなくて、有限。何にどれだけ自身のエネルギーを使うかか重要」。言葉を換えれば、どんな人生を送るか、ということかもしれません。何が大事か?!その人生のエネルギーを一時(そのときだけ)の欲望や願望、身勝手さで無駄に使うことなく、人生を送る、選択することの大切さ、と命の有限の可能性に接した今の私には思えて仕方がありません。

 本当はこの日にやらなければならない仕事もありましたが、昨日の今日なので「買い物に行きたい!」という妻の声を優先させて頂きました。
 ご迷惑をかけたお客様、大変申し訳ありませんでした。

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