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マイノリティの壁

LGBTQカップルさんを対象に似顔絵半額キャンペーンを始めます。当事者xアーティストとして何か出来ることから始めようと企画しました。

自分が感じた「壁」

以前カリカチュア・ジャパン(株)に勤めていた頃、新仲見世の店長をさせて頂きました。そこは国内よりも国外のお客様が多くそのためかLGBTQのお客様が他の店舗より多かった気がします。自分も当事者なので、なんとなくそうだろうなって感じたお客様だったら自分が作画接客を担当させて頂きました。

海外のお客様はオープンな人が多いですが、日本のLGBTQカップルさんの多くは敢えて関係を言わない人が多いです。中には「あなたもそうでしょ?」と感のいい方にはすぐ見抜かれていましたが稀です(笑

自然とLGBTQカップルさんを描かせて頂く機会が増えてきて、世界的には当たり前になっているのに店内に飾ってあるサンプルは「男女カップルのものしかない」ことにようやく気が付きました。これって男女カップル以外のカップルさんの場合ウェルカムボードや記念日用に描いてほしくても言い出しにくいよな、と。

もし偏見の目で見られたらどうしようとか、アンチLGBTQの人だったら怖いなとか、色々考えてしまうだろうなと気付かされました。

環境から変えていく

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LGBTQカップルのウェルカムボードや記念日用の似顔絵サンプルを展示しました。その効果でもっと当事者のカップルさんが多くなり「このサンプルがあってほっとした」「とてもいいね」と嬉しい反応を頂けました。

逆に、国的にも宗教的にも多様性を受け入れていない国の方々は「なんで男同士で結婚してるの?」という質問に「これはジョークだよ」と子供に教えていたお父様がいて嫌な気持になりました。でも同時にこれ「も」多様性でその国では当たり前の反応なんだろうなと知るきっかけになりました。

もし環境や信念や宗教、文化的に理解できなかったとしても「知る権利」は皆にあると思います。なので自分はそれ以降も退職までそのサンプルを飾り続けました。それを許してくれた仲間に感謝です。

当事者xアーティストにできる事

フリーランスアーティストとして一人になった時にこそできる事は、自分でやりたいイベントを他の人に迷惑を掛けずにできることだと思います。今回は、まず「偏見なしにLGBTQのカップルさんを描くアーティストがいること」を知ってもらうためのキャンペーンにしたいと思いました。

留学時代のクラスメイトTimmyとその彼氏のZachにサポートをお願いしてモデルさんになってもらいました!自分の知ってるなかでも素敵なカップルさんで12年間ラブラブです♥

彼らみたいなカップルさんを大勢作画できることを楽しみにしています!ブログからでもお問い合わせを受け付けますので良かったら興味がある人にシェアをして頂けましたら幸いです。ご拝読ありがとうございました。

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