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私達夫婦の話と惚気

私達夫婦には交際期間がありません。
「付き合おう」みたいな話をした事がありません。
いや嘘だ。私が「付き合って」と言ったら「結婚してるでしょ?(私既婚者)」って言われたんだ。

「一緒にいたければいるし、いたくなかったら離れるだけだし、究極相手がどこで何をしていようが幸せならそれでいいじゃないか。」という話をしていました。
でも、正直に言うと束縛とか所有の概念をめんどうに思ってただけです。

妊娠が分かって入籍したんですけどね。

結婚して1年経っても名前を呼ばれた事がありませんでした。いつも「あなた」
その場に居合わせた彼のお友達が「名前呼んでやれよ」と言ってくれて、初めは照れていたようだけど…、今も照れてるかもしれないけど名前で読んでくれるようになりました。

籍を入れる前は、「一緒に住むの無理だよね。」なんていつも話してたくらい、好きな食べ物や性質が真逆で合わないと思っていました。でも大好きでした。

私は彼と一緒にいて、とても優しくなれたと思います。理由は、彼が優しくしてくれるからです。
初めは、「優しいよね。」と言ってましたが、彼を見ていて分かったのは、

優しさというより、適当でほとんどの事がどうでも良く、他人に興味がないんだと知りました。

私は、適当な人が好きです(笑)

適当な人なので、他人が適当でもオールOKなようです。こだわりがないので、怒ったりもしませんし、他人に興味がないので、他人はどうでも良いし、人から何か言われても返事はするけれど、聞いていないようです(笑)

「自分を大切にする事が結果的に他人を大切にするんですよ!w」などと冗談を言っているけれど、皆繋がっているという観点や、自分が不幸せだと周りも不幸になるという観点や、幸せや愛が満たされたら自然と溢れてくるものだという観点から見ても核心をついていると思います。

彼と出逢った頃、私は化粧品の接客販売の仕事をしていました。その事を、自分のステータスの様に思いかっこいいと思っていました。自分からは言わないにしても、何の仕事してるの?と聞いて欲しかったし、聞かれたら鼻高々に答えていました。

彼と初めて出逢った時、その場に10人くらいの人がいて全員初対面でした。
皆何の仕事をしているのか?という話になった時彼は堂々と「スーパーで働いてる」と言いました。

私はそれが衝撃でした。
仕事はステータスで、スーパーで働いてるなんて私だったら恥ずかしくて言えない。
なのに彼はこんなにも堂々と、自分の仕事に誇りを持っていると言わんばりの態度。
もう自分が恥ずかしくなりました。

今もその話をしますが、「仕事は、内容じゃない。一生懸命やってれば誇りを持てるんだよ。」と言ってました。


そんな感じで私の中のいらないであろう、鼻高々に思っていたステータスや絶対的こだわり、人を優先的に大事にするなどなど、いろんな価値観が私から削ぎ落とされていった。


彼は宇宙人です。
とっても珍しいタイプだそうで人間の事があまり分からないそうなんです(笑)特に感情が分からない、みたいな事を視える人が面白がって教えてくれました。

彼からすると、ゴリゴリ人間な私なのでした。

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