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4/20 「俺、家出する」

夜の8時ごろ、息子①がトトさんと私との3人で作られたグループラインに

「決めた!俺と弟は東京(私の所)に行く!」

というメッセージと共に『疲れた』スタンプを22個連打してきた。
なんだなんだ何事か!とラインを返すと、父親の理不尽さに嫌気がさしてウンザリしてる様子。

その気持ち、すっごい分かるよ。うん。

とりあえず事情を聞くと

①3日前の夕飯の残り(1人分くらい)を、今日の昼飯にしなかった事で怒られた。1人分って・・・俺と弟で2人やぞ!足りる訳ない!昼飯代もない!
それにちょうど祖母から「昼飯たべにおいで」って言われたからそっちに行った。

②ゴミ箱に虫が湧いてた。

③その2つでキレた父親に「家賃の一部とお前と弟の生活費、スマホ代を俺に払え!」と言われた。

④父、イミフ。

まじイミフ。
子供の言うことだから支離滅裂だとお思いでしょうが、驚くなかれ、このまんまです。詳細に状況説明してもだいたいの人が理解できません。最悪なのは状況説明した私の国語力を疑われることですが、もう慣れました。

キレて怒鳴り散らした後も元夫は家中に負の空気をまき散らし、子供たちを無言の圧で抑圧していたらしく『この空気も嫌。出ていく』と、ひたすら家出宣言をする息子①。

息子②はもうだいぶ前から元夫が怒鳴り始めると「我関せず」の境地に飛ぶという技法を習得しているので、空気に変わります。


とりあえず、落ち着け

今にも『東京行くから飛行機のチケット取って!』と言わんばかりの息子①に、いつでもどこでも冷静沈着、上空3000mから周りを客観視してるトトさんからアドバイスを享受。

①息子’sがコッチで暮らすには法律上の手続きをしないといけないこと。
 そうしないと母親が誘拐したことになるからね。

②その為に今息子①が出来ることは、他の大人に『今父親との関係がしんどいんだ』って事を知ってもらうこと

③長期戦になるかもしれないけど、ちゃんと周りに知ってもらおう。

こんな感じの事を話すと『だるっ』と言いながらも理解した息子①。
そして思い出します。

息子①「子供の話聞いてくれる電話があったよね?」

児童相談所や地方法務局が行っている子供の人権110番のこと。確かにそこならきちんとした大人が向き合ってくれるし、秘匿性もあります。
というか、こういう時にこそ使うべきもの。

学校の先生なども居ますが、ただいまコロナ真っただ中の4月。中学の入学式も延びに延びている状況。周りに大人なんて親や祖父母以外居ません。
その大人たちも子供たちからはすでに「当てにならない大人」とレッテルをベッタベタに貼ってる状態でした。

この状況で子供たちが頼れる大人は行政機関の大人たちのみです。

早速、連絡先を調べて教え、その日はとりあえず眠って休むように伝え、終わりました。

もしかしたらひと晩寝たら気持ちも落ち着いて、息子①も冷静になれるのでは?との思いも込めて。



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