【競馬】個人的に気になってる2歳馬まとめてみた
みなさん、競馬見てますか?
最近ドウデュース(推し)が大活躍してて嬉しいマツウラですどうもこんにちは。
突然ですが、ウマ娘から競馬に入った人は「競馬にハマった人が行き着く先」を知りたいと思うんですよ。
海外競馬にハマり、地方競馬にハマり、ある程度は嗜んだ成れの果て(でもまだまだ先は長いと思っている)がここにいるのですが、成れの果てなりにちょっとだけ解説させてください。
競馬の楽しみ方は人それぞれですが、「G1や大きなレースだけを楽しむ人」がほとんどだと思います。
ダービー、ジャパンカップ、有馬、宝塚、天皇賞。
ちょっと熱の入った人なら札幌記念やドバイワールドカップまで。
競馬場に行く時だけ昼間の条件戦も楽しんでみる。
これが普通なんだと思います。
ならば、「新馬戦」はどうでしょうか。
今GIで活躍している全ての馬は新馬戦を経験しています(当たり前だけど)。
「俺あいつ新馬の時から見てたし」ってイキるために新馬から見てたいですよね。ね?
そうでない方も「新馬の時はあんなに幼いところ見せてたのに、強くなったねぇ…」と親心全開で応援することができます。
ほら気になってる。ページをスクロールする手が止まらないでしょ?
ということでかなり強引ですが新馬戦の解説から。
新馬戦の楽しみ方
新馬戦はもちろんフジテレビでは見られません。
見るには競馬場に行くか、グリーンチャンネルの契約が必要です。
グリーンチャンネルWebは契約したい月だけ契約できるのでオススメ。
でも、今年からは後追いなら無料で新馬戦を楽しむ事が可能になりました!!
それがこちら。この記事のサムネに使った動画です。
毎週JRAがこういう動画を上げてくれるらしく、YouTubeで「#新馬戦ダイジェスト」で調べるとちゃんと出てきます。ほんとありがたい。
でも、不思議に思いませんか?
競馬はギャンブル。
「GIや大レースはこれまでのデータがあるから賭けられるけど、新馬戦はどれ応援したらいいかわからなくない?」って。
そう、新馬はレースに出ないと分かりません。
でもだいたい上位人気が勝ちます。
馬券師の判断基準は血統と厩舎、騎手、調教のタイム、関係者の評判、パドック、返し馬。
中でも血統と厩舎は重要です。
競馬ガチ勢は新馬がデビューする前から情報を追っていて、どの馬が状態がいいかとかまで把握しています。
そこまではいかなくても、未来のスターを発見する時の気持ちはインディーズバンドの知られざる名曲を発見した時の気持ちに近いはず。(たぶん違う)
ということでその感動を味わいたい人のためにPOGの解説。
さっきからすごい強引ですが許して。
そもそもPOGとは
海外のスラングとかではなくて、ペーパーオーナーゲームの略です。
「この馬、活躍しそう!!」って馬を10頭選び、実際にその10頭が翌年のダービーまでにどれだけ活躍したかを競うゲームです。
ちなみにnetkeibaPOGだと優勝者はアマギフ10万円もらえます。
僕はそこまでガチではないので、たまたま気になった馬たちをポチポチ選択していきました。
ポチポチ選択した馬たちが気付かぬうちに勝ってたりすると「頑張ってるんだな」とほっこりします。そんな感じです。
このゲームの意味の一つとして、「一口馬主のシミュレーション」を兼ねているところがあります。
競馬ファンの最深部「一口馬主」とは
競馬ファンの最もディープな層は、一口馬主か地方馬主だと思ってます(偏見)。
馬が好きすぎて、競馬が好きすぎて自分で馬を走らせたくなってしまう。
しかし多くの人は金が足りないので中央で馬を持てない。
そんな人への救済措置が「クラブの一口馬主」です。
サンデーレーシング、キャロットファーム、シルクレーシング、G1レーシング、社台レースホース。
マイネル、ロード、レッド、ウイン、タイキ、ローレル、ライオン、シチーなどなど。
なんとなく聞いたことあるんじゃないでしょうか。
あなたは、これらのクラブの所属馬の権利の一部を買い取ることができます。
そして、権利を買った馬がレースに勝てば、賞金の一部をもらうことができます。
アーモンドアイ、オルフェーヴル、ロードカナロア、デアリングタクト、エフフォーリア、グランアレグリア、ラヴズオンリーユー、クロノジェネシス。
こんな名馬でさえも、街を歩く誰かが権利の一部を所有しています。
僕はたまたま知り合ったおばちゃんがサリオスの一口馬主やっててびっくりしました。
しかし、一口馬主はデメリットの方が大きいです。
最初に一括でお金を払うため、仮にその馬が勝てないならお金は返ってきません。
(実際サリオスのおばちゃんも別の馬の一口を持ってるんですが、調べてみたところ買った金の半分も返ってきてないはずです。サリオスの分のバックがデカすぎて利益は出てると思いますけどね)
なのでPOGで擬似的に一口馬主になり、逸材を見抜く審美眼を身につけよう〜!!!!!
ということなのです。
なお、僕もそこに関しては1mmも自信がありません。なぜなら一口馬主やってないからね。やる勇気がない。
なのでこういう記事書くついでに自分の目も鍛えていこうと思ったわけです。
今年気になってる2歳馬
ということで、ここからは僕が今年気になった馬たちを紹介していくだけのコーナーです。
色んな馬がいるので幅広く押さえていきますね。
POGの参考にはならなくても、「この馬、前にあいつがnoteで書いてた馬じゃん。見てみよ」
ってなってくれたら嬉しい程度。
その程度のものだと思ってください。
馬名にタップするとnetkeibaに飛べます。
なんか難しい説明してますけど、なんのこっちゃわからんって方はnetkeiba飛んで馬の写真見て癒されてください。
半年経ってもっかい見に来て「主な勝ち鞍」の欄に重賞レースの名前が刻まれてたら「おお〜」ってなってください。
そんだけです。
ではいきます。
エゾダイモン
グローリーヴェイズ(香港ヴァーズ勝ち馬)の弟ということで。武幸四郎厩舎応援の意味も込めて。
馬主はサイバーエージェント(ウマ娘とかと関係が深い会社)の藤田晋さん。
武豊がオフィシャルサイトでこの馬いいぞって言ってました。こんなことあんまないので大本命。
新馬こそ4着に負けたけどまだまだこれからです。
ディンディンドン
アドマイヤリード、ベルクレスタの弟。
しかもデアリングタクトの杉山厩舎でドゥラメンテ産駒。ダービーいけるんじゃね?と思ったので。名前はピンと来ないけど
ラヴェル
ナミュールの妹。
今話題のキョウエイマーチ牝系(マルシュロレーヌとかの一族)。しかも矢作厩舎(コントレイルやリスグラシュー、ラヴズオンリーユーなどを管理)。
キタサンブラック産駒だから晩成っぽくはあるけど母方の血がスピード出そうな感じで母父ダイワメジャーなのでクラシック出走もできそう。
インタクト
ハーツクライ産駒。コントレイルの弟で黒鹿毛で矢作厩舎ってなったらもう指名する以外の選択肢がなかった。目指せ三冠馬&海外G1制覇。
バトルハーデン
リアルスティール、ラヴズオンリーユーの弟。
またまた矢作厩舎。
ドゥラメンテ産駒ですんごいインブリード。めっちゃ走るか走らないかの2択だと思うので賭けてみた。
アッシュフォード
ハーツクライ産駒。ダービー向きの血統ではないけど、血統背景がなんとなくサリオスに似てるのと、藤原厩舎(シャフリヤールやエイシンフラッシュを管理してた人)なので指名。
どうせ岩田望来くん乗せるだろうしダービーまで連れてってあげてほしい。
ルクスグローリア
スピード血統だけどファミリーラインだけ重めなのがなんか良さそう。
サトノダイヤモンド産駒がどんな走りするのか分からんのでちょっと期待してる。なんかフィリーサイアー(牝馬ばっかいい馬でる種牡馬)臭がするけど逆張りで牡馬を指名してみた
(牡馬ダイヤモンドハンズが早速勝ち上がったのでほっと胸を撫で下ろししている)
アイリッシュパール
父がサクソンウォリアー。ディープ産駒で英ダービーに手が届きかけた馬。
その馬の血の逆輸入なので素直に応援したい。
サクソンは母方の血が全体的に重め(欧州血統)だけど、この馬は母がそこそこ日本でも通用しそうな血統なので悪くなさそう
仮に走らなかったとしてもワンチャンサクソン産駒ならダートいけるんじゃないか…?と思ったので、栗田厩舎には色々と検証してもらいたい。
ヴァンビスタ
POGという点では箸にも棒にもかからないかもしれないけど、将来性はすごそう。
父ジャスティファイはアメリカ三冠馬で、日本でも結果を残してるヨハネスブルグ系の血統。
母の父エンパイアメーカーなんて日本のダートではお馴染みの血統だし、マルシュロレーヌの再来はこいつなんじゃないかなって
フェイト
新種牡馬リアルスティールの産駒を1頭入れたいな〜と思ったら藤田さんが持ってたので指名。
牝系がドイツ血統だからシュネルマイスターとかエイシンフラッシュみたいな感じで活躍できたらいいなという願いを込めて。
母の父がアルザオ(ディープの母の父)後継なのも良さそう
以上がPOG指名馬です。
指名からは漏れたけど注目してる馬
悩んだり指名し終わった後から気付いた馬たちです。
普通に注目してたり単純に応援してたり。POGに自信がないのでこっちの方が強い馬出そうな感じしてます。
ノッキングポイント
モーリス産駒(基本的に晩成)だからPOGには刺さらないかな〜と思って外したらまさかの6月で新馬勝ち。
今年のホープフルはこいつかもしれん。
シャザーン
ロードカナロア×クイーンズリング×金子真人×友道厩舎。
普段はあまり自分の持ち馬以外の主力級種牡馬の産駒を持たない金子さんがロードカナロア産駒のこの馬を持ったこと、そして友道先生がこの馬を高く評価していることからかなりの期待を寄せてます。
ソダシの次のヒーローはこの馬だったら嬉しい。
ドゥラエレーデ
POG決め終わってから気付いて頭抱えた馬です。
ヴィクティファルス、プラダリアと2年連続でダービー出走馬を輩出してる池添学厩舎。
そんな池添学厩舎にドゥラメンテ産駒。しかも母父が!!!!オルフェーヴル!!!!!!
(説明しよう!池添学先生はオルフェーヴル主戦の池添謙一騎手の弟なのだ!)
こんなん応援するしかなくない…?
オルフェーヴルのジョッキーがオルフェーヴルの血入った馬でダービー出たら…泣くよ…?
(説明しよう!筆者は初めてかっこいいと思った競走馬がオルフェーヴルなので、ひな鳥の法則でオルフェーヴルが世界一かっこいいし強いと思っているのだ!)
今までオルフェーヴル産駒は晩成血統だったためダービーには出られない馬がほとんどだったのが、この馬は父ドゥラメンテ、しかも母の血統はサトノダイヤモンドの近親だから早熟系!!
どう転ぶか期待しかないし、ダービーに出てくれたら号泣します。
レッドマグナス
ドゥラメンテ産駒で藤原厩舎なので期待の1頭。
レッド(東京ホースレーシング)の馬はコンスタントにクラシックに馬を出してるし、今年もこの馬が活躍してくれるはず。
マテンロウカノン
クロノロジスト(クロノジェネシス母)の牝系でサトノダイヤモンド産駒。ルクスグローリアとどっち指名するか迷った馬。こっちが活躍したら情けない声で泣いてやります。
活躍するならノリさん乗せてオークス制覇をお願いしたい。
ヴォレトンクール
リアルスティール産駒。
近親がみんな強いけど体質弱いからちょっと遠めから応援していきたいです。
ヒシアン
ヒシアマゾンの孫というだけで応援したくなる。
しかも矢作厩舎なので坂井くんか福永先生乗せて大成してほしい。スピードとパワー両方ありそうな血統。
レッドマジック
また矢作厩舎&藤田晋所有馬。
父はハーツだけど母方の血統が日本ではなかなか見ないやつ。欧州の短距離最強馬デイジュールやアメリカのダート馬イルーシヴクオリティの血が入ってます。
これがどんな化学反応をもたらすか楽しみ。
ジャスティンボルト
レシステンシア母×キタサンブラック。
レシステンシアが早熟系種牡馬とされるダイワメジャー産駒ながらずっとピークの能力を維持しているので、やや晩成傾向にあったキタサンブラックと掛け合わせるとどうなるのかすごく興味があります。
友道厩舎なので菊花賞に向けて仕上げてくれそう。
ジャスティンレオン
エポカドーロ、キングストンボーイの弟でハーツクライ産駒。最近になってハーツクライ産駒(基本的に晩成)を2歳GIに間に合わせる技術が確立されてきた感じがあるため、この馬ももしかするとそっちタイプかも。
アースクロニクル
馬名で一目惚れ。クロノジェネシスの弟にあたる馬だけに期待がかかってます。
父モーリスということで晩成血統だけど皐月賞で見てみたい。
ビターグラッセ
ウマ娘からの逆輸入ですが、同い年のリトルココン、ハッピーミークに比べてこの馬だけ血統が“ガチ”過ぎます。ルーラーシップ産駒なので本格化は時間がかかりそうですが、重賞馬アナザーリリックの弟で、タイトルホルダーの栗田厩舎。オープンまではいけそう。
アオラキ
そうです。白毛です。
でもソダシやハヤヤッコ、ユキチャンとは違う一族から生まれた白毛。
オーストラリアとかで走ってそうな血統ですが、父がゴルシなんでなんとかなりそう(雑)
白毛のダノンハーロックも順調に勝ち上がってるので、アオラキくんもオープン馬になって、度々GIに顔を出すアイドルになってほしいですね。
スティールグレイス
新馬でもなんでもないですが紹介させてください。
4月末の門別競馬場デビュー戦で5馬身、オープン戦で2馬身差完勝。
来年の南関東牝馬三冠候補で今年の二冠牝馬スピーディキックの後継者です。
地方競馬が変わろうとしてる今だからこそ注目して見ていきたい馬です。
フォルキャップ
オグリキャップはお好きでしょうか。
ウマ娘で競馬を履修した方は、「ミンナノヒーロー」という馬を知ってる方も中にはいるはず。
この馬はオグリキャップを母の父にもつ馬で、種牡馬としてあまり活躍しなかった彼にとっては貴重な産駒だったのですが…。
去年、軌道に乗り始めた瞬間に予後不良。天に召されました。
そして今年デビューするのがこの馬。
ミンナノヒーローと違うところは、オグリキャップの直系子孫だということ。
やっぱり血統としては古臭さを感じますが、それ以上に期待が大きいです。
6月に門別競馬場デビューし、1000mで4着、1200mで2着。
明らかに距離が足りてなくて負けてるので、オグリ同様マイルでなら高みまで登ってくれるはず。
いつかはオグリの走った笠松や名古屋で奮闘する姿を見てみたいです。
まとめ
気になった馬はいたでしょうか。
こんだけ挙げましたが、実際活躍する馬は4〜5頭いたらいい方だと思います。
2歳重賞、3歳重賞なんて50くらいしかないのに3000頭以上がそこを目指してるわけですからね。
中には故障して引退したり、デビューすらできない馬もいます。(実際僕の去年のPOGだった馬は1頭亡くなって1頭消息不明です)
それでも真摯に応援できるか。悲しくならないか。
そこが鍵です。
人によっては輝かしい舞台だけ見てた方が気持ちが楽な方もいるかもしれません。
あくまで「こういう競馬の楽しみ方もあるよ」という記事でした。
それではまた。
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