PUBGアマチュアチームのマネージャーで何してたの?

みなさまごきげんよう、ウランと申します。
私はPUBGというPCゲームをプレイしています。
そしてそのPUBGの大会に参加するアマチュアチームのマネージャーをしていました。
このnoteではPUBGのアマチュアチームのマネージャーとしてどんなことをしているのか紹介したいと思います。

★裏方をやろうとしたきっかけ

私がPUBGの競技シーンを知った時に、とあるプロチームのマネージャーが自身の配信で所属選手のほのぼの裏話をしていました。
その中でマネージャーとしてどんなことをしているかも話してくれました。
そのときの話が印象的で密かにチームの裏方や運営に興味を持ちました。

少し時が経って私がPUBGで遊び始めたとき、ありがたいことに実際にスクリム(練習試合的なもの)や大会に何度か出場したことある友人と遊ぶことがありました。
その人を中心に色んな人と仲良くなったのですが、その友人たちの中に「マネージャーを探しているチームの選手たち」がいました。
彼らと何度も一緒に遊んでなんとなく「この人たちの力になれたらいいな」と思うようになり、「マネージャー未経験だけどやってみたい」と伝えました。

★実際にやったこと

①日々の仕事

◆スクリム申請
毎日決まった時間に、決まった項目を伝える簡単なお仕事です。
大会直前はこの決まった時間を逃すと次の日のスクリムに出れないなんてこともありました。簡単だけどとても大切な「任務」です。
◆スクリムへのオブザーバー参加
チームメイトと同じvcに入り、スクリムを神視点から見ることができます。 もちろん試合中はミュートなのでほとんどが無言の時間、睡魔との戦いでした。チームメイトのvcが目覚まし時計です。
◆スクリムや大会運営とのやりとり
大会でトラブルがあったときやスクリムの部屋立て当番のときなどに代表で連絡を取り合っていました。
投げた質問が即返ってきて仕事の速さに何度もびっくりしました。本当にありがとうございました。

◆ランドマーク表の作成
ランドマーク(どこにどのチームが初期降下するか)をまとめた表の作成。
航路、第一収縮円、降下場所、移動方法や経路をまとめていました。
ランドマークを覚えるととても楽しいので観戦を楽しむ方にもおすすめです。
試合開始10分くらいで描き上げてタイミングをみてチームメイトに共有しました。
自分がオブザーバーに入ったときの動画や、ゲーム内に残っているリプレイ、選手の個人視点、公式配信、専用のサイトなどを利用して作りました。

2022年12月のPJCSでリアルタイムで描いた実際のランドマーク表


◆ムーブ表
試合中にどのチームがどんな動きをするかをまとめたもの。
降下場所(選手単位)、漁った順番、降下位置から出発した時間とそのルートなどをまとめていました。情報があれば「どんな武器を持つことが多いのか」「どの選手がどんな動きや役割をすることが多いか」などもまとめていました。
ときには文章や絵で表現することもありました。
これは選手たちで分担してやっていたところを少しだけお手伝いする形でやりました。
ランクするときにもムーブ表を思い出して『こう動けるかな?』なんて発言できるようになったのでPUBGがもっと面白くなったきっかけです。

◆反省会のまとめ
反省会で出た意見や疑問をまとめてその場にいなかったメンバーやコーチへ共有しました。
何度も同じ反省点が出てるとそわそわしてしまうなんてこともありました。
反省会の内容を見てると仕事や部活、勉強なんかにも似通ったものがあるのでとても面白いです。人生っていろんなことの繰り返し……。

◆個人のフィードバックまとめ
反省会でた内容で反省会で言いそびれたことや個人の反省のフィードバックや、必要に応じてチームメイトへの共有のお手伝いをしました。
反省となるとネガティブな意見が上がりやすいとかもあったので、伝え方を工夫して個々の良かったところを伸ばせてたらいいなぁなんて思いながらやっていました。
◆チームTwitterの運営
スクリムや大会への参加ツイートを流しました。
いつも何かしら一言付け加えていたが後半はネタ切れだったので『名言 応援』とかで検索したりもしていました。
大会中はRTやいいねが増えるととても嬉しいです。
大会期間中だけでもいいのでタダなので気軽にRTやいいねしてください、お願いです。励みになります!
◆加入ツイート、大会ツイート時の画像作成
最初は加入ツイートする際に画像を付けることで『チームに入って最初のプレゼント』としたいなと思いはじめました。
大会参加ツイートするときも画像があると華やかだし分かりやすいだろうなということで色々作りました。
スマホでさっと作れるので通勤時間や休憩時間に頑張ってたのが思い出です。
ちなみにこういった画像を作るのは初めてでした。

大会期間中に作成したロースター画像
大会後チームメンバーが元のチームに移籍(戻る)際の発表に使用した画像



②大会前の仕事


◆大会申請
必要事項をまとめて大会運営へ申請します。
思った以上にギリギリまで待ってくれたりします。
チームの運営としてはありがたい一方で待つだけの観戦勢のソワソワ感も味わってるのでなんとも言えないです……。これは経験しないとわからなかったことでした。
◆チームハイライト作成
全然知られてないチームやチームメイトを紹介するのに手っ取り早いと思ったコンテンツだったので、これを機に動画編集に手を出しました。
みんなからの自慢のハイライトをもらって睨めっこしながら作ったので勝手に自分が上手くなったと錯覚してしまうおまけつきです。
ハイライト作った直後にPUBGをすると自分の下手さに絶望するし、チームメイトが神様に見えます。

これは動画編集デビュー作 スマホで作りました

こちらはちゃんとPCの動画編集ソフトで作りました。
こっちのほうが画質とかいいかもしれないです。



★裏方やりながら気をつけていたこと


◆SNSの使い方(個人アカウント、チームアカウント両方)
「大会に関わる全ての人(運営、チーム、選手、観戦してる方含めて)のネガティヴキャンペーンをしない」
「何か問題が起きたら謝る(個人間トラブルは要検討)」
「チームアカウントは公的なもの」
「宣伝するときは華やかに」
とにかく上記のことを意識し、文章にはとても気をつけていたつもりです。

◆オブザーバー時『神視点だから言えること』は言わない
メンバーに答えを求められたときに発言するだけでそれ以上のことは言わないようにしていました。
公式配信をよく観られる方はわかるかと思うのですが「神視点だから言えること」って本当にたくさん存在します。
でもそれを伝えることが本当に正しいかはまた別の話になります。
そういうときは慎重に情報を扱っていました。

◆裏方の立場を忘れない
どうしてもよく見てるチームメイトを、他のチームや同じチームメイト同士でも比べては可愛く見えてしまうときがあると思います。人間だから情が生まれることは仕方ないです。
でも私たちが居るのは情もない「勝負の世界」であり、そして色んな情報が毎日飛び交う「時間の『速い』世界」です。つねにアンテナを張って客観的に行動することを心がけました。
正しいとされることを取りこぼさないように。

★最後に

ここまでは「私がやってきた裏方の仕事」を書きました。おそらくこれで全部だと思います。
ここまで読んでくださった皆様にお伝えしたいのは「全てのチームの裏方さんがこれをやっているわけではない」ということです。
チームや人によってはもっと仕事が少ない方もいれば、専業並みにこれ以上のことをこなしてる方もいると思います。
そしてこれらが全て「必要である仕事」とも限らないです。
これらのほとんどは私が思いつくまま行き当たりばったりでやったことです。もっと効率がいいやり方もあるかもしれないし、必要のなかった仕事もあるかもしれない。
でもちょっとでも選手たちが安心してプレーに集中できたならば、それが最高の報酬です。
教えてくれる人もいない場所でやった割には色んなことやったなと自画自賛させてください!

PUBGと出会って2年ほど、PUBGをはじめて1年、マネージャーなんて人生で今までやったこともないど素人がやったことでした。

『夢を見ていた場所まで近かったのに叶えられないと分かったからこそ、代わりに叶えてくれそうな貴方達に夢を託してよかったと思ってるよ。ありがとう。』

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