「7日後に死ぬミギ子」デザインノート #unity1week お題「逆」に参加しました

1週間でゲームを作るイベント #unity1week に参加して「7日後に死ぬミギ子」というゲームを作ったので、企画意図や考えていたことを書きます。

7日後に死ぬミギ子 | フリーゲーム投稿サイト unityroom

お題「逆」

まず、逆というお題で作られるゲームはおそらくいくつかのパターンに分類できると考えました。

・逆のつく言葉をテーマ → 逆転、逆襲など
・立場や世界観が通常と逆 → 魔王vs勇者
・操作方法や知覚が逆 → 画面が上下反転、操作方法が左右逆
・ルールが逆 → 早くゲームオーバーになる、なるべくロースコアを取る

筆者はこれまでのu1wではテキストを読み進めるアドベンチャーゲームを作ることが多かったので、シナリオの進行方向を逆にして「バッドエンドの画面から始まって逆方向に読み進めるゲーム」をイメージしました。

ちょうど十三機兵防衛圏にハマっていたのもあり、一つの大きなシナリオをあっちこっちから読み進めていく、という見せ方に興味がありました。

『十三機兵防衛圏』が狂気的に傑作すぎたので、思ったことをちょっと書く

盤外戦術

やりたいことは色々見えてきたんですが、u1wの開発期間中たまたま別件が忙しい時期でほぼ作業時間が取れないという悩みもありました。期間中に毎日twitter上に進捗を投稿するといった遊びも考えていたんですが、それすらも難しそうだと諦めていたとき以下のツイートを見ました

わかってしまいました。
今回のお題「逆」。
みなさんは逆○○、とか、普段あるものを逆の発想で捉えると考えがちですが、真の答えにたどり着きました。
全ての根幹の逆をいく、それは
「ゲームを作らない！」

完成しました！#unity1week

— MOCHIKIN😎モチキン 【LikeGetter】 (@takaoka_hide) February 23, 2020

これだ！

ゲーム内容だけでなくその作り方やプロセスも含めてゲームジャムだと考えると、そこにお題を適応するのは良い案だと思いました。

作業時間を後ろ倒しにできる上にお題にも沿っているので、u1wの期間から逆方向に1週間かけて完成するゲームを作ることにしました。

7日後に死ぬミギ子

毎日更新されるコンテンツというところで、流行りの100日後に死ぬワニをコピーしました。ワニは全然死ぬ気配が無いところが見る人の想像をかきたてて面白いので、ミギ子は逆に最初から死んでいてもらいました。

ゲームはデートコースを選ぶという世界観で、死因が公開された順番と逆順を辿っていくと無事生き残ることができる、という内容です。