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村上隆もののけ京都展

京都に用がある度に市バスの中から混んでるかどうしようかと思ってたんですが、そうやってまた悩みながら会期ギリギリの一番混む条件の良くない中行ってきました。 人が多くて観るの大変だったけどとにかく楽しい。見応えもあり、色んな人が楽しめる展覧会だと思った。でもショップは人で凄いことになってたのでやめときました。 個人的には「何が凄いのか」という言葉が罪だなと思ってます。この凄いという言葉や言葉での解説は、時に人に圧をかけてしまうので、特に現代アートに限らず、「なんか好き。なんか

平野富山展、テオ・ヤンセン展

テオ・ヤンセン展はまだあるからと呑気にしていたらもう最終の週末を迎えてしまい、慌てて行ってきました。 平野富山(ふざん)は清水出身の彩色木彫家です。本展は初の回顧展ということで、様々な作品を鑑賞することができました。 感想は「上手い」。いやホント毎回感想がIQ3だなと思いますが、本当に上手い。木を彫ってるんでしょ???って上手さです。服着た人物とか、完全に中に肉体がある。マジで上手い。あとリアルなだけでなく、デザイン性も高い。布の模様とか色も何どういうこと???ってレベル

細見美術館展

色々ある中から「あー、これ選ぶわ」って思える作品が多い展覧会でした。琳派本当に良い。 ・誕生釈迦仏立像は飛鳥時代なので等身が面白可愛い。 ・准胝観音というのを初めて知った。雨乞いのご利益もあるらしいけど、絵の姿からそんな印象を受けた。 ・根来塗りの器、うちにもあるけど使いこなせていないのでまた使いたい。 ・江戸風俗図、面白かった。 ・雪佳とか守一とかマジなんなの可愛。 ・アヒルちゃんの屏風の中にアヒルちゃんの後ろ姿があって最高に可愛かった。 ・若冲絵うま過ぎなんだよな。達磨

空海展と雪舟展

どっちも巡回ないから、すでに春は関西3度目になりますが行ってきました。ちなみに初めてあおによしに乗りました。 空海展については、年季の入った空海オタクなので楽しみで仕方なかったです。朝から並びましたが、開館5分前に着いて、入れたのが開館10分後だったのでまあまあくらいですかね。帰る頃は列はなかったです。 内容的にはすごい見応えありました。見たことあるのもあったけど、メディアでしか見たことないものも今回はたくさん見れて良かった。仏像も背面観れるの多くて嬉しかったです。 空

オラファー・エリアソン展と織田有楽斎展

最初はこれにマティスと本阿弥光悦と中尊寺展まで行こうとしていましたが、途中から無理があると気が付き(早く気付け)この二つに絞りました。あと今回、孫文が食べたお粥を出す店にも行きたかったので行ってきました。 今回作品を使って体験活動が出来るチケットを事前購入していたのでこちら体験してきました。 丸い円盤みたいなのを遠心力で動かし、更にペンを固定している部分を動かすと、不思議な形を描いていってくれると言うものです。 壁には同じように作られた作品も飾られていましたが、動かし方

テート美術館展と長沢芦雪展

最初テート美術館展は東京で行こうと思ってたんですが、結局大阪でもやるからなぁと伸びてしまい、冬休み辺りにでもと考えていたところに正倉院展に行きたくなり、テート美術館展とセットでと考えていたのが正倉院展をやめ、最終的にテート美術館展と同じところで長沢芦雪もやっていたので、ある程度は見たことありますが、せっかくなのでとこの2つを観てきました。 開館時間に到着すると長蛇の列でしたが、チケットも買ってあったので10分程度で入ることができました。まずはテート美術館展から。 こちらは

福田美蘭展

一度観に行きたいと思っていた作家の展覧会で、巡回もないようなので行ってきました。 作品は一部を除き撮影が可能で、まだ会期始めなのでそこまで混雑してなくて良かったです。 感想はとにかく上手い。つか毎回こんな感想しか出ないの我ながら笑う。しかし上手い。圧倒的に上手い上に器用。着眼点もユニークなのに分からなすぎて引くレベルではないし、どこか可愛い。人と感じ取った事を共有したいと思えるのも魅力だと思いました。

工藝を我らに 第二次第四回展

年間の鑑賞の中でも毎回楽しみにしている展覧会です。 この展覧会は第一次、二次と2015年から続いている企画展ですが、二次は今回で終了となるそうなので、次の開催があれば三次になるかと思います。だんだんと作家さんの方での企画も増え、見ごたえのある展示が並びます。暑い時期でしたので、ガラスの器やお椀に目がいきました。今回は全面的に撮影禁止でしたが、一次の頃のセレクション展示もされていて、楽しかったです。 飾るよりもまずは使うが基本姿勢で、家にある器とかも色々と見直す機会になるの

糸で描く物語展

会期まだあるから暑いしもう少し後でも良いかと思ってたんですが、妹に根性がないと言われたので行ってきました。いや暑いので嫌いなんですよ。寒いのも嫌いなんですが。 どちらかというと寒いところの刺繍がメインでしたが、まあ寒いところの方が刺繍する気になるのかもしれないという話をしていました。分厚くなるし。 館内ではワークショップもやっていて、15分ほど好きな模様を縫えるというのがありました。最終的に大きな作品の縁を飾ることになるらしく、予約なしでちょこっと参加できるのが良いです。

マティス展

8月入ったら確実に混むだろうと思い、仕事を2時間ほどやってから東京へ向かいました。東京駅辺りからかなり混んでいたものの、まあ身動き取れないというほどでもなく、東京の人からしたら空いてる方だったかもしれない、というくらいの混雑でした。 上野も思っていたより人が多く、明らかに同じ方向へ向かう人たちもいて、マティスって一般の人にも名前が通ってるのかとちょっと驚きました。美術館に通う人が多いというのは美術の末席の更に末席ですがその身としては嬉しいことです。 今回は久しぶりにかなり大規

軽井沢安東美術館

軽井沢安東美術館は、安藤泰志さんという日本の実業家の方が集めた藤田嗣治の作品のみを展示している美術館です。ありがたい。 館内に入るとチケット売り場があります。入場は2300円と通常の入館料感覚からいくとお高いです。土地柄もあるかな?確か足立美術館も2300円でした。こういうのは賛否両論考え方があると思いますが、どんなもんなんでしょうね。大衆に広く観て楽しんで欲しいという気持ちもありますが、軽率な言動をする人間がいたずらに汚す行為をするのも不快です。まあ岡本太郎ならそれもまた

手塚治虫の美男美女展

近くまで行く用事があったんでセットで観に行ってきました。駅から遠いところなんですが結構沢山の人が来ていてさすがだなと思いました。 内容は手塚漫画に出てくる美男美女をテーマに、生原稿の展示がメインです。個人的に手塚漫画は女性が抜群に美しいと思うんで、生原稿が観れて良かったです。毎回こういう時に同じこと言ってますが上手い。圧倒的に上手い。なんというか、これ下書きとか書いてなくない??って感じ。説明下手で申し訳ないんですが、線が凄い。完璧な1本を引きずり出しているように感じます。

李 禹煥(Lee Ufan)展

東京展はなかなかタイミングが合わず、結局行けなかったので今回兵庫展で行けて良かったです。 兵庫県立美術館は新大阪から更に1時間弱の場所にあります。初めて行きました。 平日は撮影が可能、数日前に展示施設の関係で中に入って鑑賞できないとなっていた作品がOKになってた、平日なのとその後の天候不順予報もあってか結構空いていたのでゆっくり鑑賞できた、音声ガイドが無料(自分のスマホ&イヤフォンで聴くタイプ。持っていなければ貸し出しがあるっぽい?)、漫画になった鑑賞ガイドが凄く分かりや

杉浦非水展

年明け最初の鑑賞は静岡市美術館の「杉浦非水展」にしました。去年は2日から開けていましたが、今年は5日からで、自分も冬休みをこの日までとっていたので朝から行ってきました。 自分も知っていたのが上野浅草間の地下鉄開通のポスターでしたが、他にも様々なポスターや企業広告、装丁の図案を手掛けていて、かなり好みでした。展示は盛りだくさんなので空いてる時間で良かったです。じっくり鑑賞してきました。 デザインされたものも大変美しいのですが、この方元々日本画を学んでいただけあって、スケッチ等