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田舎館村の田んぼアート、何でどう撮るか?一眼カメラ、スマホ、360°カメラで検証する

田舎館村の田んぼアートを撮影してブログに投稿するようになって8年。
途中コロナ禍で製作中止になった年は行けなかったけど、毎年何回も田んぼアートを見て撮っています。
最初は2015年。

この頃からコロナ禍で中止になる2019年まではCanonのPowerShotG7Xというコンパクトデジカメを使ってました。
35ミリ換算で24mm-100mm、光学4.2倍ズームのレンズと1インチセンターを持つカメラです。
2019年の秋からミラーレス一眼デビューしましたが、その翌年からコロナ禍で田んぼアートも中止になり、しばらく撮ることができませんでした。

さて本題。
はたして、田舎館村の田んぼアートを撮影するには、どんな機材でどんな撮り方をしたらいいのか??
試行錯誤してきた答えを書いていきます。


第一会場は広角24mmで図案が収まる

まず田舎館村役場に隣接する田んぼアート第一会場。
こちらは35ミリ換算24mmの広角レンズで撮影可能です。
先ほどリンクを貼った2015年の記事も、コンデジの広角端24mmで撮ってました。

2023年田舎館村田んぼアート第一会場「門生の柵と真珠の耳飾りの少女」(7.14)

換算18mmの超広角レンズでは周りの風景といっしょに撮れます。

超広角レンズで撮影

ただし、少し想定される角度からずれるとだいぶパースが狂う感じがします。

キットレンズでありがちな広角端が28mmのレンズではちょっと左右が見切れました。

28mmではちょっと切れる

スマートフォンの場合は

わたしが使っているスマートフォンPixel7Proは、標準カメラの画角が82度なので、35ミリ換算だとだいたい24mmです。

Pixel7Proの標準(広角)カメラで撮影

ちょうどよく田んぼアートが収まっています。

超広角モード(0.5倍)は125.8度なので、だいたい換算11mm。
周囲が引き伸ばされたような印象です。

Pixel7Proの超広角カメラ(0.5倍)で撮影

動画でゆっくり横にパンしながら撮ると、わりと簡単に全体が撮れます。スマホのカメラの画角に収まらない場合に便利。

ズームレンズも活用!

カメラにしてもスマホにしても、ズームして撮ると田んぼアートが稲穂の植え分けで描かれていることがわかります。
下の写真は2枚とも換算300mmの望遠レンズで撮りました。

棟方志功もびっくりである
フェルメールも(以下略


第二会場は横長のアートで難易度高

そして、道の駅いなかだて弥生の里に隣接する田んぼアート第二会場へ。
ここはエレベーターで上る展望台から観覧します。
第一会場に比べ横長の田んぼキャンバスのため、普通に撮るとまず収まりません。
スマートフォンではこんな感じ。

Pixel7Pro標準(広角レンズ)

超広角モードがあれば。

Pixel7Proの超広角レンズ(0.5倍)

パノラマモードも積極的に使いましょう。

スマホのパノラマモード

動画でも。

ミラーレス一眼でも撮っています。第一会場はぴったりだった24mmの広角レンズでも足りません。

24mm
28mm
18mm

換算18mmならなんとか収まりました!

ミラーレスカメラで撮ったデータを後処理でパノラマにした写真が↓。

パノラマ写真

ただ、今年2023年のONE PIECEは、第二会場としては比較的端っこまで図案が植え込まれていないので、まだ写しやすい方です。
2022年の「縄文から弥生へ」は換算18mmの超広角レンズでも左右が切れました。

2022年「縄文から弥生へ」(換算18mm)

iPhone12の超広角レンズでこんな感じ。

iPhone12mini 超広角(0.5倍)モード

パノラマや動画にするとどうにかでした。

パノラマ撮影

360°全天球カメラもアリ!

今年の田んぼアートではまだ撮ってないのですが、THETAやInsta360などの360°撮れる全天球カメラもアリです。
わたしは古いTHETA SCを使っていますが、幅広な第二会場も、人物と田んぼアートをいっぺんに撮れるので重宝しています。
見る時は専用アプリやサイト、Google Photo、LINE、Facebookが対応しています。

専用アプリで固定して書き出すと、インスタなど360°非対応のサービスにもこんな画像をアップできます。

まとめ

  • 田舎館村田んぼアート第一会場は24mm、第二会場は18mm以下が撮れれば収まる

  • スマートフォンは超広角モードあれば使用すべし

  • 超広角が無ければ、パノラマモード、動画を活用

  • 望遠あれば稲のアップを撮っておこう

  • 360°カメラで撮るのも楽しいよ!

以上、田んぼアート撮影の検証でした。
ぜひ肉眼でもしっかり楽しんでいってくださいね!

今年の田んぼアートはこちら


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