
「セールステック×生成AI」に新規参入します。
前回のnoteから1年以上ぶりの更新となります。この1年は、
給与前払い事業のたてなおし
経営メンバーの強化
WiLから4億円の資金調達
と事業を進めてきました。
そして、資金調達の発表と「セールステック×生成AI」に新規参入をプレスリリースさせてもらっています。
「セールススクラムAI」のベータ版募集もスタートさせました。
よい機会なのでここのまでの1年間の道のり書かせてもらいます。
バスに乗せる人を決めてから、行き先を決める
いまの事業をはじめる数年前、サイバーエージェントを離れたあと起業を考えていました。しかしながら当時、事業テーマが決まらず悶々とした半年を過ごしたしまった苦い経験があります。
その時に気づいた自分の経営スタイルの一つが
「何をやるかよりまずは誰とやるかが大事だ」
ということでした。
今回の事業を始めるにあたり、
「バスに乗せる人を決めてから行き先を決めよう」
と考えていました。
そんな想いがあり、この1年は事業を立て直しながら、かなりの時間をかけて共同創業メンバーを集めていました。
昨年の5月にはCFOの宮澤さんが、8月にはCTOの白井さんがジョインしてくれました。
お二人ともサイバーエージェント時代に事業の立ち上げをご一緒させてもらったメンバーです。

また、株式取得当時にはほとんどメンバーが辞めると聞いていてところから、今後めざす方向に共感してもらい、強いメンバーが残留を決めてくれました。さらには私のジョイン前に離脱していたメンバー2名も出戻りしてくれています。
フルタイム10名のチームで、給与前払い事業は安定稼働を始め、先月には過去最高益を記録し単体の事業ベースでは収益化するに至っています。
「わたしは〜」から「われわれは〜」へのアップデート
今年に入ってからいよいよバスの行き先を本格的に決める時期になってきました。4月には共同創業メンバーでオフサイト合宿をおこない、「われわれはどんなことをやりたいのか」をテーマにワークショップ実施しました。

外部向けには整えて改めて出す予定ですが、「テクノロジーのちからで働くことが楽しくなる世界」を目指そうという我々にとって大事なコンセプトがそこで固まりました。
この世界を目指す上で大きな変化が起きている領域を探していた良いタイミングで、ChatGPTが大きな盛り上がりを見せ始めていました。
この変化はこれからの働き方を大きく変える可能性がある、その中でもセールス領域は変化値が大きいと考え、
生成AIネイティブのセールステック事業への参入を決めました。
ヒト、AI、テック、それぞれの得意なこと
参入のキッカケになったのは給与前払い事業でのセールス活動でChatGPTを使い始めたときにセールスメンバーの
「ChatGPT使えば今やっているセールス活動かなり置き換えられますよ」
というヒトコトでした。
それを聞いた私は、「マーケットは大きそうだが、ヒトの仕事を奪われる世界を目指したんだっけ?」という考えが頭をよぎりました。
さらにChatGPTを自分でも使い込んでいく中で
「生成AIにはできないヒトが得意な領域があり、セールスパーソンがそこにフォーカスできる」と感じるようになってきました。
「得意なことにフォーカスすることで働くことが楽しくなる」そんな世界を目指していきます。

AIで営業ワークフローは進化する
このような考えのもと春から本格的な開発を進めてきました。
自分たちの営業活動でも使いこんでいきました。
また並行してChatGPTを営業活動で使いたい、使い込んでいる、セールスパーソンへのインタビューも実施しました。
そんな中で行き着いたのが
「ChatGPTをセールス業務に役立てている人は、ほんのごく一部」ということでした。
この課題を解決すべく、下記の2点を特徴としたサービスになっております
セールス領域で使いやすい「インプット&アウトプットモジュール」のプロダクト
専任の「プロンプトデザイナー」による営業ワークフロー構築支援

外部の企業の方々にお使いいただける準備が整いましたのでベータ版募集のページをオープンさせてもらいました。
クローズドでのセールス活動は先行してスタートさせており、トライアルで開始いただける企業も決まり始めております。
詳しくはLPをご覧いただき、お問い合わせいただければと思っております。
リファラル採用でメンバーが集まったのと、サービス開発に集中してたことで採用ページなど作っていないのですが、一緒に立ち上げくれるメンバーを募集しております。
興味ある方はぜひうらべ宛にご連絡ください。