ケン・リュウと中華SFについての簡単なお話
「三体」の刊行により、注目が集まる中国・中華SF。そのムーヴメントの中心人物であるケン・リュウについて、お話していこうかと思います。
日本において一番有名なケン・リュウ作品となると、やはり「紙の動物園」になるかと思います。同作を表題作とする作品集が第6回Twitter文学賞を獲ったことや、帯にピース又吉さんの推薦文が載ったことで印象に残っている方もいるのではないでしょうか。
しかしながら、「紙の動物園」が有名になったのは、ヒューゴー賞・ネビュラ賞・世界幻想文学賞とSF