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PRETZEL LOGIC / STEELY DAN 雑感

スティーリー・ダン3枚目のスタジオアルバムで1974年リリース。邦題は「プリッツェル・ロジック(さわやか革命)」。


何しろ最近暑いですね。こう暑いと爽やかな作品が聴きたくなる。ということで今作ですがちょうど良いじゃな〜い。邦題に「さわやか革命」ってあるし。なんじゃい、さわやか革命て。すごく不思議。言葉が謎すぎたせいか今だと邦題から「さわやか革命」の部分消されてるらしいですね。なんじゃいそりゃ。良いじゃんさわやか革命で。
ジャケットも謎ですが、なんかタブロイドのUFO記事みたいな合成感あって好きなんですけど。右のプレッツェルの浮き上がり方よ。
そんで今回もジャケット写真のためにサイトのurl埋め込んだけど上手くいかない。埋め込めたらここの部分しれっと消します。


いわゆるバンド体制のスティーリー・ダン最後の作品になった今作ですけど、そもそもスタジオミュージシャン沢山入れてるからまぁまぁ。中心メンバーのドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーがプレイヤーというよりも作曲家としての気質が強いからかしら。自分たちに合わせて曲を作るのではなく、できた曲に自分たちが合わせるみたいな。つってみんな腕前があるから無理矢理やってるとかでは無いと思うけど。


2人のルーツにジャズがぶっとくあるためかそういった曲多い。他にもロックやカントリーやR&Bの要素が混ざって、ルーツは感じさせるけどあざとく無いというか、血肉になって自分たちの音になってる感じがさわやか革命。他の良いバンドもそうだけどね。やっぱりルーツあってこそのさわやか革命。


日本でもヒットしたというA面1曲目「Rikki Don't Lose That Number」。邦題は「リキの電話番号」ですが、ゆるやかなメロディにコーラスでやったーというところにカッコいいギターソロがグッと鳴るところが個人的にさわやか革命。
「Night by Night」はファンキーでさわやか革命。「Any Major Dude Will Tell You」と「Barrytown」はカントリーロックでさわやか革命。
A面ラスト「East St. Louis Toodle-Oo」はデューク・エリントンのカバーで、B面1曲目の「Parker's Band」がチャーリー・パーカーを讃えた曲になってるのでジャズ愛がさわやか革命。曲調ロックだけど。
表題曲「Pretzel Logic」、こりゃさわやか革命。こりゃ良い。ラストを「Monkey in Your Soul」でアーシーなロックンロールで締めるのもさわやか革命。


お気づきだと思いますが「さわやか革命」って言っときゃいいや感が強い今回。だって全曲良いからそれでOK〜。そうでしょう。あと暑くて書くの大変。


皆さまもさわやか革命〜。革命革命言ってるとなんか怖い気分になるのでお気をつけて〜。



それではー。

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