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6月18日(日)

白いシャツがたくさんの光を吸収しているのがわかる。光に、愛されているんだと思った。多少曇っていても、あなたの真っ白なシャツが真っ白に光って部屋は明るかった。普段は笑わないカーテンも木の床もベッドもなんだかうれしそうだったし、私はそれが少しくやしい。あなたがいない生活の中で私の生活は回っていく。白いシャツのない生活。たばこの匂いばかりが部屋を漂い、くすんだ煙が螺旋階段を描く。そんな態度では嫌われてしまうこと、家が、私に反発をすること、ものが落ちて、落ちて、本が崩れて、花が枯れていく、そういうことが当たり前に起こるだろう。私はそういう宿主なのだから、人間たちと違って醜い。人間たちは多少美しく、多少醜く、それでもやっぱり賢明で誠実だった。誠実ではないのは私だけで、部屋の植物に水をやって許しを乞う。新芽がまた生まれてやわい葉が小さく伸びるたび、それはまたゆるく光るだろう。

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