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【熊本】空き家再生事例の勉強会+見学会

熊本の古市建築士が山鹿市内の空き家を再生した.その手法が超絶,面白い.通常は,空き家を買い取って,再生(リノベーション等)を行い,売却するのだが,所有者から買い取らないまま,リノベーション費用を全額,古市建築士が負担.その上で売却し,売却益を所有者を分け合う方式(Reborn)を採用している.空き家を買い取ろうとすると,どうしても,より安く購入しようとしてしまう.ぶっちゃけ,多くの空き家所有者が売却する際には,安く買い叩かれているのが現状である.それを嫌って,全国の空き家所有者たちは,売却するのを諦めて,そのまま物置として放置するようになった.そして,その所有者が他界してしまうと,その空き家は危険空き家となって,地域の景観を悪化させ,かつ,地域全体の地価も下げていく.2008年から始まった人口減少により,これから10年で,地域の危険空き家は一気に増殖していくだろう.その結果,ゴーストタウン化してしまう地域やエリアも増えていく.

そこで古市さんは,空き家を買い取らずに,所有者とタッグを組んで,再生費用を全額,古市さんが負担した上で,リノベーションを実施.もちろん,所有者との契約書は信頼できる弁護士に依頼して作成.近隣の不動産業者に協力してもらい,売却する際のターゲット設定や,売却価格を念入りに調べた上で設計を開始する.その実例は↓の長坂の家だ.

今回,長坂の家の購入者さまのご厚意で特別に見学させて頂けることになりました.また,このプロジェクトについての勉強会を古市建築士の事務所(コチラ)で開催します.参加費無料.

古市さんの事務所風景

◆2023年7月2日(日)15時00分〜
長坂の家(熊本県山鹿市内)を見学した後に,古市さんの事務所で勉強会.
※少人数で開催するため,当日の集合場所等は,申し込まれた方にのみメールします.ゆる〜く開催しますので早退などは自由です.

◆申込方法
↓のアドレス(担当/荘司)に下記内容を記載の上,メールしてください.
1.氏名
2.携帯番号(緊急時の連絡用)開催後,消去します.
3.お住まいの都道府県
4.属性(学生,設計事務所勤務,施工会社経営,その他など)

yesubu@yahoo.co.jp

以上

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