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【学科・製図】北側斜線って何?

北側斜線(法56条第三号,令135条の4)について解説しておきます.
↓は著書「一級建築士試験対策 法規のウラ指導(学芸出版者)」からの抜粋です.


◆北側斜線とは?

1・2種低層住専には,絶対高さ制限があるため,製図試験の敷地としては出題されてません

北側に道路がある場合は,北側道路の反対側の境界線から北側斜線がスタート

道路斜線の斜線勾配も住居系は「1.25」,その他は「1.5」

水面緩和の場合は,水面の中心線から北側斜線が始まる
隣地斜線の高低差緩和と同じ考え方

◆例題(学科試験で出題された知識)


北側斜線は,道路斜線や隣地斜線と違いセットバック緩和がない

◆オマケ~非常用進入口って何?~

非常用進入口(コチラ)の考え方は↓のYou Tube動画がお薦めです.倍速で視聴可能.


~まとめ~非常用進入口とは?
・建築物の高さ31m以下の部分にある3階以上の階に設置しなければならないい.
・道,または,道に通ずる幅員4m以上の通路その他の空地に面する各階の外壁面に設ける.
ただし,以下の場合は,非常用進入口を設けなくてよい.
1.非常用昇降機を設置している場合.
2.非常用進入口が必要な外壁面に,窓などの開口部(幅75cm,高さ1.2m以上,または,直径1m以上の円が内接するもの)が外壁面の長さ10m以内ごとに設けられている場合.この窓を代替進入口という.


◆最後の実例紹介

以上

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