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【製図】屋外避難階段の開口制限(2m)

5階以上の階に通ずる屋外階段(以下,屋外避難階段)の扱いってややこしいですね.屋外避難階段へ集合住宅の開放廊下(外部扱い)で出入りする場合,室内廊下などから出入りする場合とでは考え方が異なります.

例えば,屋外避難階段から2m以内の位置に住戸の窓を設けられない規定の考え方ですが,屋外避難階段の壁に防火壁(防火構造の壁)をつくることで,2m以内の位置に開口部を設けられるのは,屋外避難階段が開放廊下でなく,室内廊下等で繋がっている場合の話です↓

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屋外避難階段へ開放廊下経由で出入りする場合については,認められるとは限りませんのでご注意ください(条文等の根拠がありません).しかも,この話そのものが,特定行政庁によって扱いが異なり,全国一律のルールでもありません.

また,屋外避難階段は,隣地境界線から有効で50㎝以上離したり,建物の他の部分から1m以上離さねばなりません.これも合わせて知っておいてください.

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尚,上記の場合,屋外階段は2m以上,かつ,周長のおおむね1/2以上を外気に開放させる必要があります.

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