【学科】東浦町立緒川小学校
前回からの続きです.
平成7年の一級建築士「学科」試験で問われた知識です.
【解説】
「東浦町立緒川小学校(ひがしうらちょうりつ おがわしょうがっこう/田中・西野設計事務所.1980,愛知県東浦町)」は,教室間の壁を可動式としオープンスペースを重視した計画である.GoogleEarthはコチラ.
メインエントランス(上画像の△部分)となる昇降口の近くに,低学年棟(1~2年),その奥に高学年棟(3~6年)や,特別教室棟(音楽室や理科室,図工室,調理室)を配置し,それらが中央の廊下でつながる.低学年棟にも,高学年棟にも多目的ホールがあり,食堂として使用する他,低学年はプレイルームに,高学年は,学習や集会の場として利用する.その他,教室の周りには,オープンスペースや中庭があり,多目的ホール,オープンスペース,教室には間仕切り壁をなくし,チームティーチング(複数の先生が生徒たちの学習内容に応じて,授業を行う方式)をはじめ,柔軟な学びの場として対応しやすいように計画されている.授業風景はコチラ.
したがって,問題文の記述は誤り.
問題文にある「オープンスペースを設けずに,クラスルームにアルコーブを設けるなど教室重視の計画とした小学校は,宮代町立笠原小学校(埼玉県)である.
【解答】×
尚,平成7年から9年前の昭和61年には,次のように出題されています.
【解説】問題文の記述の通り.
【解答】○
続く
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