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【防災】夷隅郡市内で耐震診断+耐震改修工事の普及促進

大正12年(1923年)9月1日に発生した関東大震災から,今年(2023年)で100年目を迎えます.関東大震災では,千葉県にも大きな被害が生じました.県内の被害としては,死者・行方不明者1,346人,そのうち1,255人は家屋の全潰が原因となっています.詳しくは,千葉県HPで公開されているコチラのページをご覧ください.

千葉県勝浦市,いすみ市,大多喜町,御宿町を夷隅(いすみ)郡といいます.千葉県建築士会夷隅支部(コチラ)では,地域防災部会を新設し,防災に強い夷隅郡に向けて,地域ブランディングしていく取り組みを始めています.


しかしながら,東日本大震災での教訓も風化し,市民や建築士の防災に対する危機管理意識は極めて低い状況にあります.将来的に発生が危ぶまれている首都圏直下型地震,房総東沖地震などに備え,地域の耐震化を進めるためには,既存建物のうち,昭和56年6月1日以前の旧耐震基準(それ以降は,建築基準法等が新耐震基準に改正されて,建物の耐震性が大きく向上しています)の既存家屋についての耐震診断,及び,耐震改修工事の実施が不可欠ですが,業務や見積などの手間や技能が求められる割に,報酬も低く,市民からのニーズもほとんどない耐震診断+耐震改修業務を敬遠する建築士も増えています.事実,耐震診断業務を実施できる建築士が少ない状況にもあります.現状のままでは,地域の耐震化は進みません.


そこで,千葉県建築士会夷隅支部では,既存家屋の耐震化について市民の皆さんを関心を高めるべく,耐震診断+耐震改修工事の啓蒙活動を始めています.※耐震診断+耐震改修業務やその事例,工事費等のコストの目安はコチラ(千葉県HPより公開されてます).

耐震診断業務や耐震改修工事にについてのご相談は,千葉県建築士会夷隅支部までご連絡ください.
メール(担当/荘司)
yesubu@yahoo.co.jp


【参考資料】
記憶に新しい熊本地震でも,木造の住宅家屋で地震により,1階部分が潰れてしまう倒壊現象し,多数の被害が発生しております.↓の動画をご視聴ください.


以上




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