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【学科】合格までのプロセスを見える化

一級建築士「学科」試験の合格ノウハウを最も熟知しているのは,学校でも講師でもありません.0から試験勉強を始め,最後までやり通し,合格をつかみとった合格者たちです.

そんな合格者たちと,来年,学科試験を受験される皆さんとを繋げるオンライン イベントを11月28日(日)に開催しました(合格ロケット2022ユーザーは,無料で参加可能).合格者たちからの合格ノウハウの共有が目的です.以前,開催した様子はコチラ↓

今回のゲスト合格者は,あんじぇらさんです.あんじぇらさんの合格までの学習記録(12/1~本試験日前日まで)はコチラ
あんじぇらさんから,合格までの勉強内容についてのレポートを頂きましたので共有します.

◆合格に向けた学習方法の確認
• 2020年12月1日から21年6月末まで勉強したとして、7か月間=210日がある。
合格ロケットは直近10年間で約4000問、20年間で約7000問収録されている。
• 20年間分の問題を3巡学習しようとすると、一日100問をやる必要がある。
• 法規や構造計算問題の場合は、一日100問は厳しそう。


◆ロードマップ(=目標達成までの大まかな計画)
• 1巡目は、直近20年を1月末までに終了。全体把握を行う。全く分からないものにはマーク付ける。
• 2巡目は、3月末までに20年分の問題を利用して、忘却曲線を考慮した勉強を行う。
• 3巡目は、4月末までに正確さを求めた勉強を行う。
• 4巡目は、過去問・模試・苦手分野の補強を混合して行う。

◆月別スケジュール

• 10月  準備・調査・学習計画の立案・環境設備の勉強を少しづつ始める
• 11月  詳細計画の立案・合格ロケットによる学習開始
• 12月  1巡目 法令集の線引き終了 (正月休み)
•   1月  1巡目
•   2月  2巡目、法規の集中勉強、構造の集中勉強
•   3月  2巡目
•   4月  3巡目 受験申し込み
•   5月GW 法規・苦手分野・今までの講義の復習
•   5月  4巡目 模試・年度別過去問開始
•   6月  4巡目 
模試・全体のおさらい・暗記・間違えたところを地声で録音し、
繰り返し聞く
•   7月  学科本試験

◆週のスケジュール
• 月~金曜日 通勤30分 昼休み30分、帰宅後1 時間
       計10時間(計画・環境設備・施工中心)
• 土・日曜日 計10時間(まとめ・構造・法規中心)
⇒ 単純計算で毎週20時間、一ヵ月で80(20×4週)時間を想定

• 計画→不得意 特に事例、隙間時間にできる。
• 環境設備→不得意 じっくり理解する必要あり。
• 法規→不得意 というかゼロベース 時間がかかる。
• 構造→力学は好き 鉄骨は好き、RCはまあ好き・木造はわからない。
• 施工→普通 覚えられるか暗記が多い。隙間時間にできる。

上記のような目的地設置と,現在地確認を自ら行うことから始めています.いきあたりばったりに勉強するのではなく,目的地(ゴール地点)と現在地を常に意識し,その距離を地道にコツコツ,縮めていこうとするのが,勉強が上手な合格者たち(=本番で結果を出せた成功者たち)の共通点です.目的に近づいていく感覚が「成長快感」をもたらすので,長丁場の学習期間となってもモチベーションを維持できるのです.

続く

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