SNSが進化したことで,新しいつながり合いによる地域デザインが千葉県内で始まっている.これからの未来,民間主導で地域デザインを実現できた地域だけが輝き続けるだろう.また,それは従来の行政区分という枠を超えた新しい地域ネットワークの始まりなのかもしれない.
その具体例の一つが木更津市と君津市から始まった「房総いいね!スタンプラリー」だ.
民間主導で展開し,参加事業者(店舗)は15市町村190店舗まで拡大した(社会がマスク生活となる前は19市町村230店舗が参加).参加店が1万円の参加費を出し合い,商品総額350万(2021年実績),応募数3,929名,当選者数1,400名のスタンプラリーを毎年,開催し,地域経済の活性化にも大きく貢献している.
広報活動にも力を入れ,昨年(2021年)はパンフレット(冊子)配布70,000部,スタンプカード配布80,000枚,のべ参加人数70,000人を達成.マザー牧場をはじめ,東京ドイツ村,千葉こどもの国,いすみ鉄道,日東交通などの各社からの協賛も集めている.そして,いよいよ,furariというスタンプラリーアプリをカスタマイズし,紙媒体でなくオンラインでの開催を決断.紙媒体からオンラインへ進化することで,より効果的な集客力,広報力,さらに,経済効果の拡大を狙う.
一方,そんな千葉県内の地域デザインを影で支えるチームがある.それが,株式会社ミライノラボだ.千葉大学で地方創生を研究していたチームが立ち上げた「研究成果活用型ベンチャー」である.千葉大学の教員と学生研究員が,地方創生のための具体的な取り組みを行っている.
最後に紹介したいのが畑のがっこうだ.
2020年秋,代表:掘エミイ氏をはじめとした市原市の若者たちとともに
南部に小学生向けの新たな事業が立ち上がり,2021年春,本格的に始動.
畑や田んぼを「新たな学び場」として活用.肌で感じるような里山農業体験を通して,野菜はもちろんのこと,子供達の気づきやアイディア,出会った友達との思い出などを「育てる力」を育てていく.
◆開催日時/2022年8月10日(水)20時〜(70分程度)
◆開催方法/ZOOM(ウェビナー)
視聴者の画面は表示されず,音声も出せませんので,TVやラジオ替わりに仕事や作業しながら気軽にご視聴ください.
◆開催内容/以下の出演者によるフリートーク(オンライン)
テーマは「地域デザインのリアルをぶっちゃける」
◆参加費用/無料
◆主催/千葉県建築士会 事業委員会
◆出演者
コーディネーター