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【日本建築史】伊勢神宮と神明造り

前回からの続きです.
伊勢神宮の「神明造り」については,平成18年の一級建築士「学科」試験問題に出題されています.

【問題】
「神明造り」とは,切妻造り,平入りとし,柱はすべて掘立て柱を用い,2本の棟持柱があり,平面四周に高欄付きの縁をめぐらす形式である.

【解説】

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「神明造り」は,神社本殿(祭神を安置する建物)の建築形式の一つで,その代表例が伊勢神宮.特徴は切妻造り,平入り.屋根にそりはなく,千木(ちぎ)・鰹木(かつおぎ)がのる.屋根の棟木(むなぎ)を支える棟持柱(むなもちばしら)をはじめすべての柱は,足もとに礎石を置かず,直接,土の中へ埋め込む掘っ建て柱となっている.高床式.

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この形式は,稲作が始まった弥生時代の建築的特徴でもある.

【解答】○


【解答】〇
続く


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