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【製図】不合格の理由は3つ

一級建築士「製図」試験に合格するコツはいたってシンプルで,課題文を通じて出題者(試験元)が求めていることを適切にくみとり,その上で,ミスの少ない答案を制限時間内にアウトプットするだけです.

ただ,これが極めて難しい.

理由は大きく3つ

◆理由1 出題者が求めているものをそもそもくみとれてない

この対処は簡単で,平成29年以降の過去の本試験問題でいいので,出題者がその課題文を通じて,何を求めていたのかを自分の目で確認していきましょう.くみとりの感覚がつかめていきます.ウラ指導で試験勉強される方は,過去問研究講座で学んでください.コチラのページに掲載されているウラ指導の模範解答例が理想的なアウトプットの実例です.試験元が公開している標準解答例と比較してみましょう.不明な点があれば,ドシドシ,受講生専用掲示板でご質問ください.

尚,課題文のくみとりの肝は,「選択と集中」です.この話,絶対に忘れないでください.繰り返します.「選択と集中」です.

絶対に死守すべきものと,割り切って扱ってよいもの(ウラ指導では犠牲系という)と,その犠牲度合や優先順位を見極める判断力が必要です.その感覚(通称/合格センス)を磨き上げるには,過去の製図本試験課題と徹底的に向き合うこと以外に方法がないのです.

◆理由2 出題者が求めているものはくみとれたが,答案にミスが多い

これはチェック力不足です.こいつが一番もったいない.また,エスキスの進め方も常に同じやり方で固定化してください.今年の本番でも受験生全体を大きく揺さぶってくる本試験課題が出題されます.その際,エスキスの進め方を固定化しておかないと,ついつい時間管理がおろそかとなり,ムダの検討時間や手間が増えて,あっという間に時間が奪われてしまいます.そのため,慌てて答案を作成するので当然,ミスも多くなり,結果,致命的なミスをおかしてしまってランク3,4となる.事実,受験生の大半がこの理由で不合格となっています.この解決策も簡単で,まず,エスキスの進め方を固定化して,毎回,同じ手順で実施することを徹底してください.その際,手順ごとにチェックを徹底するようにしましょう.また,時間管理も体に叩き込みましょう.ウラ指導の新しいエスキスの進め方がまさにそれです.受講生の皆さんには,動画でやり方を詳しく解説するのでご安心ください.

◆出題者が求めているものはくみとれたが,上手くアウトプットできない

これは,プランニング力不足です.まずは,好き勝手にプランニングしてしまう癖を改善し,最初にこういうプランをつくると決めた内容をプランニングで表現できるようになる訓練を繰り返しましょう.ウラ指導受講生は,国語力開発講座をご活用ください.フリープランニングを繰り返しながらトレーニングし,その結果を添削いたします.

プランニングとは,あくまでコミュニケーションツール(意思伝達手段)に過ぎないので,言葉と一緒です.自分が考えていることをプランで表現できねば,相手に意思を伝えられません.にもかかわらず,自分のプランを相手に言葉で説明できない製図受験生は多いのです.そのためのコミュニケーション力を鍛えるのが国語力開発講座だとお考えください.もっと言えば,このコミュニケーション力(言語化⇔プラン化)がなければ,課題文から出題者が求めているモノをくみとる力もないということです.だから,課題文の読み取りに本番で失敗したり,くみとれずプラン化できないのです.

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