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葛飾北斎 / メトロポリタン美術館
読書メモ: 新しい自己紹介
ネットワーキング・チャレンジです。
副題にコロナ時代の人脈構築術とあり、Kindle Unlimitedの対象だったので読んでみました。
本書の趣旨はシンプルで、「自己紹介は経歴の紹介ではなく、自分自身の『課題』や『To Be』を共有するためのストーリー仕立てにするべき」というものです。
私の場合オーソドックスに書くとこんな感じでしょうか。
外資系企業で営業マネージャーやオペレーションマネージャーとして働いてきました。現在はIT企業でセールス・マーケティングを統括しています。営業やマーケティングの最適化や先進化が私のキャリアにおける中心テーマですので、興味のある方は是非情報交換させてください。
それを修正するとこちら。
外資系企業で営業マネージャーやオペレーションマネージャーとして働いてきました。現在はIT企業でセールス・マーケティングを統括しています。グローバル企業の営業部隊の組織変革やリストラを進めてきた経験から、旧来の営業・マーケティングの在り方は今後大きく変化していくことを身に沁みて感じました。ITスキルや高度な専門性を兼ね備えた新しいセールス・マーケティングのエキスパートを育成していくお手伝いをしています。興味のある方は是非情報交換させてください。
3分で書きましたので作り込みは足りませんが、要諦は捉えているかなと思います。云いたいことはまあわからなくもありません。
この本のメッセージは以上です。
主な中身は著者の知り合いの書いた自己紹介の例と、小学校の国語のプリントみたいなワークシートです。
キース・フェラッジであれば、ハーバード大でコンサルビジネスをスタートしたときのキラキラエピソードなんかをひとくさり交え、一章分にして「ハイ、次」ってくらいの内容です。
最近よくある個人制作の電子出版かと思い見直しましたが、インプレスから出てるみたいで衝撃を受けました。タイトルに偽りはなし。サブタイトルの「人脈構築術」は、要するに人脈構築のときに必ずするであろう自己紹介を工夫しようってことみたいです。
なかなか思い切った本だと感心したのでした。
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