中国リスクについて、稲葉製作所株主総会


質問:質問の前に今多くの会社が株主総会をインターネットのストリーミング放送で配信しております。理系の学生を獲得するのに非常に厳しいという中で、株主総会から興味を持って頂くということもありますので、来年には進められて方がいいと思います。地政学的リスクを伴うサイバーセキュリティについてお伺いしたいのですけど、昨今ロシアウクライナ問題からロシアのハッカーが日本にサイバー攻撃をかけてくるという話がある中で、サイバーセキュリティについて米国ではファーウェイを中心とした中国製電子機器を使わないとか、日本政府もサイバーセキュリティについて能動的な対応を取るとうことでと防衛省を中心にサイバーセキュリティの強化をするという動きがある中で、地政学的リスク、特に福島の処理水を放出した際に水産物を輸入禁止、電話がかかってきたりとかその他の輸入禁止にする、あるいは台湾有事などがある中で当社として単なるサイバーセキュリティ、ファイアウォールを設けるとかパスワードを更新するなどの単なるサイバーセキュリティでなくて、地政学的リスク、中国ということのリスクをどう取っていくのか?例えば中国の電子機器を使わないとか、あるいは中国に視察等で行った際にインターネット接続をした機器を社内に持ち込まない。そういうものを持ち込んでしまうとファイアウォールを設けたとしても、機能しなくなる可能性もある。そういったものの教育。あるいはこの前ガラスメーカーで産業スパイがあったというニュースもありまして、そういったものでのセキュリティ、身体検査を目を光らせているのか?ということをお伺いできればということが1点。それと先程メガソーラーという話があった中で、ウイグルの強制労働を伴う商品を使わないということが米国でありまして、その中で上げられたものが太陽光パネルとウイグル綿。当社として人権をどのように考えられるのか?とうこともありますけど、当社で使われている太陽光パネルがウイグルの強制労働を伴うものなのか?トレサビリティが取れているのか?今後太陽光パネルを使う、作業服を新しいものを使う時、ウイグル綿が使われていないかどうか?ウイグルの太陽光パネルが使われていないか?トレサビリティを取っていくのか?ということをお伺いできればと思います。
司会:(質問復唱)担当から回答を致します。
担当役員:インターネット配信は真剣に考えてますけど、実際に見ていらっる方がさほど増えない、通信環境の整えるのが難しい等の問題がありますが検討を進めております。サイバーセキュリティについて、中国等の地政学的リスクということですが、私共国内を中心としておりますので、中国との関係はほどんどないです(以下省略)。
人権問題について2013年からメガソーラーを導入して(略)、ソーラーパネルのシリコンについてウイグルの強制労働が用いられているということがありまして、これについては中間メーカーからウイグルの強制労働を伴うものが使われていないというペーパーをいただきました(以下省略)。今年から人権のガイドラインを設けてサプライヤーチエーンにも展開しております。
司会:(セキュリティについて監視カメラの説明補足)。
<備考>
公民館のホールを借りての総会。参加株主は数十名。
稲葉製作所はいつも同じ公民館で株主総会を開催しておりますので、ライブ配信にはこの会場では対応が難しいかも知れません。サイバーセキュリティについては国内のみの事業ですので、地政学的リスクとの連動はさほど影響が無いと思われますが、牽制にはなったと思います。ウイグルの強制労働を伴う商品としての太陽光パネルについては昨年も指摘してたことで、今回はトレサビリティを取っていたということと、ガイドラインの策定まで進めていたとうことで話としては前進しておりました。

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