自殺という破壊力

書くかどうか迷ったのだが、書くことで自分の気持ちも整理できるかもしれないと思い書いてみることにした。

11月の頭に仲のよかった同僚（派遣社員の方）が突然亡くなった。自殺だった。

9月末に睡眠障害で2ヶ月休むと言われ12月には絶対に復帰すると言っていたので、私もそんな大事だと思っていなかったし戻って来るものと信じていた。亡くなる2週間前にLINEした時も調子は良さそうではなかったけれどまだ一ヶ月あるし、12月は関連会社の女の子と一緒に食事に行けるかなくらいに思っていた。　　

仕事も忙しかったのとコロナ禍でリモートワークになって会うのは月に１回あるかないかでした。もしかすると彼女にはリモートワークが合わなかったのかもしれないし、本人は更年期障害かもと言ってたのでそのせいだったかもしれないし、原因はよくわからない。

とても明るく元気な人だったので自殺するようなタイプでもなかったし、ただただショックで、そして何か彼女のためにできることはなかったのかという後悔の気持ちでいっぱいになる。4月に昇進した時、実は彼女がいるチームと兼務してほしいという話があったのだが今の業務で手一杯だったのでさすがにそれは辞退した。（自分が潰れると思った）もしあの時私が引き受けていたら彼女は自殺せずにすんだんだろうか。

お通夜には行かせてもらえて顔を見てお別れもできたのですが、残された高齢のご両親と社会人とは言えまだ20代のお子さん2人を見ると胸が痛んだ。

派遣社員だから亡くなっても会社はお花も送ってくれないし（有志で出したけど本人なんだから出してくれてもいいじゃんと思った）皆ショックだったけど特にケアとかもなく、日本の会社って冷たいんだなと思ってしまった。

ふと時間があると彼女のことを考えてしまうしとても落ち込んでしまう。カウンセリングとか受けるべきなのかなとも思うけど、日々仕事に追われてるし寝れないわけでもご飯が食べれないわけでもないし。。。受ける人ってどのタイミングで受けるんだろう。

自殺したことで彼女は私の中で永遠に忘れられない人になってしまった。本人はその時自殺という選択肢しか見えないのかもしれないけれど周りへ与えるダメージや破壊力はものすごい。周りの人を傷つけて責めてまた他の人を自殺に追い込むことだってできるのだから。