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三為業者は悪徳業者?

こんにちは。大家兼不動産屋の廣田です。

「三為業者」という言葉は聞いたことがあると思います。

今回の記事は、「三為業者」について書いていきます。

そもそも三為業者とは

三為業者とは、売主から不動産を仕入れ、買主に転売する、不動産の転売業者で、第3者のための契約をする業者のことを「三為業者」と呼んでいます。

三為業者

通常 不動産を仕入れて転売する場合は、売主から転売業者、転売業者から買主というように2回の所有権移転登記が必要になりますが、第三者の為の契約をすると、転売業者(三為業者)へ所有権移転登記をしないで、直接売主から買主に所有権移転登記を行うことができます。つまり、所有権移転登記を1回省略することができます。この一連の取引は法律的に問題ある取引ではありません。

三為業者=悪徳業者か?

「三為業者=悪徳業者」というような記事か散見されますが、すべての三為業者が悪徳業者なのでしょうか?

数年前にシェアハウス投資事件で、三為業者が、相場よりかなり高く物件を販売し、その物件を購入した人が、破綻するとい事件が多発したため、三為業者=悪徳業者という印象付けされているようです。(高額で物件を販売した以外にも不正行為があったようですが)

三為業者は、売主からの買値に、高額な(20~30%)利益を付加して、相場より高い価格で販売されていると言われています。しかし、本来は、相場より高い値付けをすれば、売れなくなりまが、購入する人がいるから、三為業者が高い利益を取って販売できるのだと思います。

また、三為業者から購入した場合、売主の売却価格が分からないため、相場より高くなるいう指摘もあります。しかし、一般的なビジネスでは、仕入れ価格や利益額は購入する人把握できないのが普通です。

相場より高ければ買わない!

収益不動の購入を検討する場合、購入後の収益を確保できるかが重要な問題です。三為業者に限らず、販売業者から提示された価格が、相場とかけ離れていれば、当然、収益に確保が困難になるため、購入を見送ることになります。

日ごろから、物件の相場感を養うことが重要です。

まとめ

三為業者に限らず、残念ながら、不動産関連の業者には、あまり良くない業者も存在します。しかし、そのような業者から高値で購入して、「騙された」と言っても、後の祭りです。購入購入する前に、販売業者にのセールストークを鵜呑みにしないように、知識を習得することが重要です。

不動産投資に限らず、投資は自己責任で実行するものです。自身で納得できないものには、投資しない方が良いと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

今日はこの辺で、次回また。

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