不動産屋さんに紹介される物件⓶　～空室対策～

こんにちは。大家兼不動産屋の廣田です。

今回の記事は前回の続きです。

不動産屋さんに紹介されやすいお部屋

個人的な意見ですが、不動産屋さんがお客様に紹介するお部屋には、優先順位があると思います。不動産屋さんもビジネスなので、自社に売上が上がるお部屋の優先順位が高くなります。具体的には、自社所有や自社で管理を受託しているお部屋の優先順位が高く、その次に広告料などの報酬が高いお部屋ということになります。

それでは、高額な広告料をつければ、お部屋を紹介してもらえるのでしょうか。広告料は優先順位を上げる効果はあると思います。しかし、優先順位を決めるのは広告料だけではないと思います。仲介手数料や広告料は、紹介したお部屋をお客様が気に入り、契約を締結して初めて発生する成功報酬です。つまり、契約を締結できないと不動産屋さんの売上にはならないので、高額な広告料がついていても、お客様に気に入ってもらえるようなお部屋でないと、紹介されやすいとは言えません。成約する可能性が高いことも、不動産屋さんが紹介するお部屋を決める重要な要素です。

成約の可能性が高い物件が紹介される

それでは、お客様に気に入ってもらえるお部屋とはどんなお部屋なのでしょうか。
「お部屋がお客様の要望にどれだけマッチしているか」、が重要なポイントです。しかし、どんなによいお部屋でも、そのお部屋の情報が伝わらないと要望にマッチしているか判断できません。
気に入ってもらえるお部屋を考える時は、お部屋自体がどうなっているかという問題と、その情報がうまく伝わるようになっているかという問題の二つを考える必要があります。

お部屋の情報

まずは、お部屋の情報について考えみます。

不動産屋さんの担当者が、お客様にお部屋を紹介する時は、お客様の要望をヒアリングし、要望にマッチしたお部屋をピックアップして紹介します。お客様の様々な要望を、すべて満足するお部屋を見つけることはかなり難しいと思われますが、お客様の要望にマッチしている度合いが高ければ、当然成約する可能性も高くなります。

お客様の要望にマッチしたお部屋を探す上で、お部屋の情報が多いほうがいいのは言うまでもありません。自社所有や管理しているお部屋の情報は豊富に持っていると思います。また、以前に仲介したことのあるお部屋や内見したことがあるお部屋などは、ある程度情報を持っています。これらのお部屋は情報を把握しているので、紹介の優先順位が高くなっています。

しかし、必ずしも情報を把握しているお部屋の中に、要望にマッチしたお部屋があるとはがきりません。そこで、レインズやその他のインターネット上の広告からも紹介するお部屋を探すことになります。インターネット上で探したお部屋は、初めて見るお部屋も多く、広告に掲載されている情報だけで判断することになります。

インターネット上の広告は、お客様のためだけでなく、不動産屋さんにとっても重要な情報源なので、普段から掲載されている内容を確認しておくことが重要です。広告の中で、写真の量や質も重要ですが、家賃、入居可能日、入居条件など文字による情報も最新になっているかをチェックしましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

今日はこの辺で、続きは次回。