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家賃の下落 ~不動産投資のリスク~

こんにちは。大家兼不動産屋の廣田です。

今回の記事では、家賃の下落について書いていきます。

家賃は新築時がピーク

賃貸物件で特に居住系の物件の家賃は、新築時がピークで経年変化ともに、下落していきます。特に新築時は新築プレミアムと言われ、周辺の物件より高い家賃設定でも入居者が決まるといわれています。新築物件でも、立地、物件のスペック、周辺の競合物件などの状況により、家賃が高くならないこともあります。

家賃の下落要因

物件の築後の年数によって家賃は下落して行きます。建物が経年により劣化したり、設備が陳腐化するのが要因と考えられます。

周辺の物件の供給状況も下落要因になります。同じような物件が近くに新築されると、家賃を下げないと入居者を確保できないためです。

周辺環境の変化も、家賃の変化要因になります。たとえば、大学や工場が移転し周辺からなくなると、需要が下がり、家賃が下がっていきます。逆に、大学や工場が進出してくると需要が増え、家賃上昇の要因になります。

家賃下落の影響

家賃が下落すると、当然毎月にキャッシュフローも悪化し、ローンの返済に影響します。また、収益物件の売買価格は、家賃額をキャップレートで割った算出する価格が基本となるので、家賃が下がると、売却価格も下落します。

まとめ

家賃の下落は、不動産投投資の成否に影響します。周辺環境の変化はコントロールすることは難しいと思います。しかし、適切に物件をメンテナンスすることで、家賃の下落を防止できると思います。

適切なメンテナンスを実施するために、長期修繕計画を立てて、資金を確保するようにしましょう。物件購入後も、家賃の変化などに気を配り、適切に対応していくことが大切です。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今日はこの辺で、次回また。


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