見出し画像

賃貸VS持家⓵

こんにちは。大家兼不動産屋の廣田です。

「住宅は賃貸がいいのか、持家がいいのか」というテーマが世の中でよく議論されています。今回のテーマは賃貸VS持家です。

賃貸VS持家どちらが得か!?

賃貸VS持家どちらが得?というような記事をいろいろな場面で見かけます。
「金利が下がると、持家の方が得だ」とか、「ローンを払い終わると自分のものになるとか」どちらかというと、持家の方が良い、という論調が多いと思います。実際は、記事を書いている人の事情や比較する項目のよって結論が変わってきます。

日本の持家比率は、総務省統計局のHPによると、2020年で60.9%となっています。過去の推移を見ても、ざっくり60%位という感じです。

持家比率の推移

はたして、賃貸VS持家どちらが得なのでしょうか?

個人の価値観の問題

個人的な見解ですが、賃貸VS持家は、どちらが得かということは言えない考えています。というよりの比較する必要があるのかとも思います。

比較する軸を支払う金額にフォーカスすると、最近は低金利のため、家賃額とローンの返済額が変わらないから、最終的に自分の資産のなる持家の方が得といような結論をなります。
また、住宅ローン減税などの税制面からも、経済的に有利だとも言われます

しかし、住宅を購入は経済的な損得だけで評価するものではなく、自分のライフスタイルを実現する手段にもなると思います。
1か所の定住するのではなく、いろいろなところで暮らしたいので賃貸の方がいいとか、若いうちは海に近くで暮らし、子育ては田舎で、年を取ったら病院が近い都会に暮らすなど、ライフステージの住む場所を変えたいので、必ずしも、持家にこだわらない人もいます。

賃貸VS持家かという問題は、個人の価値感によって結論は変わってきます。

住宅購入は資産形成になるか

高度成長期のころは、”不動産価格が右肩上がりで、購入した住宅が、値上がりするので、売却すると売却益がでて、より良い住宅を購入することができました。最初は、小さいマンションからは初めて、数回の住み替えて、最後は庭付きの一戸建てに住むというモデルがあり、住宅すごろくなどと言われていました。この時代は、住宅購入は資産形成と考えられました。

しかし、現在は、人口減少局面を迎え、空き家問題がクローズアップされています。このような時代にローンを完済した住宅に資産価値がどの程度あるか疑問です。住宅購入は資産形成になるという考え方は、不動産の価格が右肩上がりの高度成長期の名残だと思います。

今は、ごく少数ですが、値上がりが期待できる住宅もありますが、価格的に一般的な人が購入できる値段ではありせん。
住宅を資産として考えるのであれば、価格が下がりにくいエリアの物件を探すが現実的な選択かもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございました。
続きは次回また。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?