不正薬物受取に空室悪用 ~賃貸経営の事件簿~
こんにちは。大家兼不動産屋の廣田です。
今回の記事では、空室を悪用された事件について書きます。
どんな事件か
3/28付の全国賃貸住宅新聞24面の掲載された記事によると、不正薬物の受取のために、空室のポストを利用されているようです。
アパートやマンションの集合ポストのうち、空室の部屋用にポストは、投函口をガムテームなどで塞ぐのが一般的です。ポスティングされるチラシを防止するためにです。
この空室のポストの投函口のガミテープを剥がし、偽名の表札をつけ、ここを海外からの不正薬物の送り先にするというものです。荷物は、直接部屋届けようとしましが、空室なので、受取ができません。そこで配達業者は、不在連絡用をポストの投函します。この不在連絡を使って、転送したり、荷物の集配所で直接に荷物を受取ったりする手口です。また、置き配を指示して、あとから荷物を取りにいく手口もあるようです。
ポストは無用心
入居中のポストでも施錠されてい場合があります。また、投函口から簡単に中身を取り出すことが可能の場合もあります。
施錠されているものの、空室のガキを直接ポストの入れている場合は、針金などを使えば、簡単の鍵を取り出すことが可能です。
ポストは決して安全ではありません。
キーボックス悪用
今回のポストを悪用したケース以外にも、内見に対応用のキーボックスの空室の鍵を使って、空室に実際に住んでいるように装い、荷物を受取という事件も以前に発生したいます。
キーボックスの場合は、解錠番号はわからないと鍵を入手できません。しかし、内見時に不動産業者が一緒に物件にいかずに、内見希望者に解錠番号を教える不動産業者のあるため、解錠番号が入手が可能になります。
対応策
このような事件は、大家さんや管理会社が直接犯罪に巻き込まれる訳ではありませんが、気持ちのいいものではありません。
このような、事件に巻き揉まれないためには、定期的な巡回で物件の異常に気づくことが重要になると思います。
キーボックスに関しては、解錠番号をこまめに変更するなど対応策が必要です。キーボックスを施錠するときに、次に解錠するときに楽になるように、4桁のうち、一桁しか回さないの場合もあるますが、これは、解錠番号を知られる可能性が高いのでやめたほうが良いと思います。
まとめ
そもそも、このような事件に使用されるのは、清掃などが滞っているような物件で、当然空室期間が長くなっています。
空室の有無関わらず、物件の状況を定期的に巡回し、異常ががあれば、早めに対処することが大切です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日はこの辺で、次回また。
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