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犬の鳴き声と滞納 ~賃貸経営の事件簿~

こんにちは。大家兼不動産屋の廣田です。

大家さんにとって家賃滞納は最悪のトラブルであることは言うまでもありません。そこで今回の記事では、以前に発生した滞納事件について書きます。

犬の鳴き声が....

ペット禁止の物件の入居者さんから、
「隣の部屋から犬の鳴き声が聞こえます」との連絡がありました。そこで、犬の鳴き声にする部屋の入居者さんへ電話を入れましたが、案の定電話にでません。

何回目かに、電話が繋がり犬の鳴き声の件を聞くと、
「すみません。知人の犬を数日預かっただけで、いずれ知人に戻します」という回答。もちろん、いいですようと許容する訳にもいかず、
「この物件は、ペット禁止なので、一時的であってもみとめられません。知人の返すなり、ペットホテルに預けるなり、即対応をお願いします」と返答をし、様子をみることにしました。

もちろん、物件に鳴き声を確認しに、物件に出向きましたが、犬の鳴き声は確認できませんでした。犬は、問題の部屋からいなくなってようです。

連帯保証人の電話がつながらない

その後、犬問題の入居者さんの滞納が始まりました。電話連絡をしてに電話にでない出ないので、部屋を訪ね、○月○日までに支払うとい約束をしました。

しかし、約束の期日には振込を確認できません。電話にも出ません。そこで、連帯保証人である、入居者の叔父さんに電話をいれたとこと、
「おかけになった電話番号は現在使われていません」というメッセージが聞こえてきました。

その後、入居者への連絡を続け、勤務先で入居者と連絡が取ることができました。

滞納の原因

滞納の原因は、最初に入居したときは、妹と2人で入居し家賃を折半で負担していましたが、最近 妹が部屋をでて別に物件で暮らすことになりました。家賃の負担も大変なので引っ越しもの考えたのですが、仕事が忙しく、先延ばしになってしまったとのことです。

保証人である叔父さんは、最近 他界されたのとのことでした。

入居者さんと話し合った結果、滞納分の家賃に関しては、分割で返済することと、別の連帯保証人を立てることで合意しました。また、家賃の負担が大変なので、引っ越しを検討するとのことでした。

その後、すぐに退去され、退去後も滞納分のなんとか滞納分の返済をしてもらいました。

まとめ

家賃滞納は、それほど多くありませんが、大家さんにとっては重大な問題です。今回のように比較的早く対応することで回収できました。しかし、滞納額が多くなると回収が困難になります。

最近は、家賃債務保証会社も一般的になって来たので、入居条件として保証会社への加入を義務付けること家賃滞納リスクの対応として良いとお思います。

本件の始まりの犬ですが、この犬は、連帯保証人であった叔父さんの愛犬で、他界された飼い主がいなくなったたため、入居者さんが引き取ってお部屋で飼っていたとのことです。クレームを受けて、他の親戚の家に引き取ったもらったそうです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日はこの辺で、次回また。

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