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めやす賃料表示

こんにちは。大家兼不動産屋の廣田です。

10年ぐらい前には、「めやす賃料表示」という言葉を耳にしました。実際 入居者募集広告にも、めやす賃料が表示されいるものもありました。しかし、最近はほとんど聞かなくなりました。そこで、今回は、「めやす賃料表示」について書いていきます。

めやす賃料とは

賃貸住宅に居住する場合、家賃の他に、管理費、共益費、礼金、更新料などの支払いが必要になります。最近は、加えてフリーレントといって一定期間の家賃を減額する物件もあります。

家賃以外の費用は、物件ごとや地域ごとに違っていて、単純に物件の家賃の金額だけで、高い安いを判断するのが難しくなっています。そこで、考えられたのが、「めやす家賃表示」です。

めやす賃料表示は、「わかりやすい、くらべやすい」を合言葉に、全国一律に同じ基準で計算された賃料 等の金額を表示するものです。地域の商習慣により賃料体系は異なる場合がありますが、地域間の移動 者に対しても適切な情報を提供することができます。

日本賃貸住宅管理協会HPより

たぶん、公益社団法人日本賃貸住宅管理協会が、主導的に始めたものでようで、いつから始まったのかは不明ですが、2009年頃には、既にありました。

めやす賃料表示の計算方法

めやす賃料表示は、対象の物件に4年間の住んだ場合の支払総額を、48(ヶ月)割、月額を表示します。

めやす賃料を計算するのときに含まれる項目は決められています。

めやす賃料に含ま得れる項目
  賃料
  共益費、管理費
  更新料
  敷引金

仲介手数料、火災保険代、更新事務手数料、保証委託料などは含まれていません。

現在は

最近は、自分の周りでは「めやす賃料表示」という言葉すらあまり聞かなくなりました。もしかしたら、どのこかの地域では、普及いるのかも知れません。

計算のルールも、実際に入居者さんが負担する費用にうち、大家さん以外の収入となる金額は含まれておらす、実際の負担額との乖離が大きように思います。そのため、あまり普及していないと思います。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日はこの辺で、次回また。

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