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ビールはリレーのように作られている

ビールってすごくざっくりまとめるとこんな風にできるのです。

1)まずは、麦。
麦の状態ではダメで、発芽した麦「麦芽」が全ての始まりです。

2)この「麦芽」を煮込みます。
そうすると麦芽が持っているデンプンが「糖」に変わります。
ここでできた麦汁にホップを加えて煮込みます。
そうすることで、香りと苦味を生み出します。

これを、苦味を加えるビターホップと香り付けに使われるアロマホップなんて2種類に分けたりもします。

※可愛いホップ

3)出来上がった麦汁に酵母を加えます。
この酵母が「糖」を食べて、アルコールと炭酸を生み出します。
実際に作ると面白いのですが、麦汁時点で測った糖分が発行が終わると下がるのです。その下がった数値がアルコールの度数となるのです。

また発酵には上面と下面と呼ばれる発酵があって、上面は15~25℃、下面だと5~10℃前後の低温で発酵します。

下面発酵は冷蔵設備が出来上がった150年くらい前にようやくできた技術で、今日本で多く飲まれている一番搾りやスーパードライなどのピルスナーで親しまれている味です。

4)あとは少し寝かせて出荷です。

このように麦芽、ホップ、酵母、水、それぞれが自分の仕事をし、後にバトンを渡していくような過程があって、ビールが出来上がるのですね〜。なんかその感じが僕は好きです。

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