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ダンスで稼ぐ事は可能か?

私は長年ストリートダンスに携わって生きています。歴で言うと21年目に突入しています。コンテストで優勝することも出来ましたし、メディアやアーティストの振り付け師、インストラクターやCMなどの撮影までさまざまなお仕事をさせて頂きました。一番財産として良い経験をしたのは日本代表として海外へチャレンジできた事でしたね。

先に結論から言うと「ストリートダンスで稼ぐ事は全然可能です!」

私自身これまである程度結果は残してきたものの決して有名なダンサーという訳でもなく、皆さんが思っている華やかなダンサーとは大分かけ離れていると思います。しかもそういったダンスで稼げる人はほんの一部の限られた方々だと私も思います。

では、どうやって稼ぐのか。これからダンスビジネスはどのように伸びていくのか。これらの事を今日は解説していきたいと思う。


一昔まえはダンスで稼ぐのは超難関だった

まずみなさんが思うダンスのお仕事についていくつか例を挙げてみましょう。

①振り付け師

②アーティストのバックダンサー

③ダンススクールのインストラクター

④CMやメディア、またはイベント出演など


ザックリしてますが、こんな感じだと思います。

これらのダンスの仕事はいわゆる「ギャラ」として報酬をもらっています。有名になればその分ギャラは高くなりますし、インストラクターの報酬もダンススタジオ側との折半が基本だし、「生徒一人当たりいくら」みたいな事も多いので、スタジオの集客による事も多いと思います。

なんせこれらの仕事は相当な影響力が必要ですし、そこまで辿りつくのはかなりの運要素が強すぎます。なので多くの方はダンスは趣味の範囲を超える事が出来ず、今でも(2019年現在)稼ぐ事は非常に困難だと思われています。


実はダンス市場は伸びている

これを明確にした事件がやはり2010年に起きた「ストリートダンスの義務教育の必修科目化」にあると思います。

当時のダンサー活動をしている人たちには衝撃的でした。こぞってダンススタジオを開業したり、大手芸能事務所も参入するほどの盛り上がりで、ダンス界にバブルが生じました。

というのも、ダンススクール自体はコスパが非常に良くて、ダンサーの知識や技術などを提供するので仕入れの必要もなく、さらに場所と音楽と鏡があればすぐに出来てしまうので、個人でも非常に参入し易くなっています。

町にダンススタジオが目立ち始めたのもこの頃からではないでしょうか。

アーティストの「EXIL」などが人気となった背景も非常に大きいとおもいます。彼らはストリートダンス界に多大な貢献をしたといえるでしょう。

ブレイクダンスにいたっては現在オリンピックの競技としても認定されていて2024年のパリオリンピックから正式競技として参入していきます。

そして一定の認知がうまれ、一気に「人気の習い事」と肩を並べる事ができたこのダンスビジネスの需要はこの先も間違いなく伸びていくでしょう。


現在のダンスの稼ぎ方

現在のダンスビジネスはまだ発展途上にあります。その分チャンスでもあるわけなんですが、結論から言うと。


地方で「ダンススクール」を一人で始める。

これしかないと思います。


ダンススクールというと、大体がオーナーがいて、インストラクターがいて、受付がいて、とみなさんイメージされると思いますが、小規模なら一人でも全然可能です。地元など地域の公民館などから始めるケースも多く一人なら人件費もかからないので、小規模から始める事をお勧めいたします。

特に地元にダンススタジオがなければめちゃくちゃ有利です。

そこで必ずある程度の人数が増えてきます。

そうした結果を出したら次のステップとして、店舗を構えるといったスタンスで行うといいでしょう。地方なら家賃も都心よりは低いですし、私は公民館スクール2年目でスタジオを出す事に成功しました。

現在では生徒は60名ほど、月収にしてサラリーマン時代と同等の収入があります。

しかもレッスンは夕方からが基本なので、自由な時間もふえました。

好きなダンスで稼ぎたいという方はこれらの事を踏まえて実行すると素敵な人生が待っているし、自分らしく稼ぐ事がきっとできますよ。



ご購読ありがとうございました

自己紹介  めたるすらいむ@ダンスライフ

地元沖縄でダンススクールを経営し、20年間のダンス人生で培った経験や知識を基本毎日発信しています。皆様のお役に立てればうれしいです。フォローしていただけると励みになりますのでよければお願いいたします^^

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